【Steamゲームレビュー】「Young Souls」~単なるソウルライクにとどまらず工夫趣向に富んだオリジナリティのあるベルトスクロールACTゲーム | ページ 2 | ゲヲログ2.0

【Steamゲームレビュー】「Young Souls」~単なるソウルライクにとどまらず工夫趣向に富んだオリジナリティのあるベルトスクロールACTゲーム



よく作りこまれたシナリオと演出およびシステム

立体感ある演出に優れたシナリオは特筆に値する. 特にアニメーションで描かれるキャラの生き生きとした描画やカメラワークに優れている. 主人公らを乗っけたバスが道路を走りながらロゴが画面上部に表示される冒頭の開幕シーンには率直に感動したよ.

時折挟まれるシナリオシーンも非常によく考えて作られている。というのも、シーンの合間合間に3D視点の動画がはさまれたりと、まるでひとつのアニメーション作品を見ているような演出効果に溢れている。だからこういったゲームにありがちな『シナリオ退屈~…』っていう感じになりにくい。しかもそれらを早回しにして送れるという設計上の配慮もあって、速読しながらシナリオを大局的に把握・理解しながら、速攻でそういった”余計な部分”を省くこともできる。そういう意味では、世界観の風呂敷を敷いてしまって表現している「ダークソウル」や「エルデンリング」といったフロムゲーの話の追い筋をよくかみ砕いて表現ができてるなと思う。決して『なにかが第一作としてあってそれに影響を多大に受けたゲームタイトル』という枠に留まらないゲームになっている。

シナリオは複数用意された発言の選択肢によっても左右されるみたいだ.

どうやら博士がシナリオのキーワードになるみたい。博士は主人公らの育ての父親である科学者で、偉い教授らしい。ポータルとかいうワールドテレポートシステムでどっかに失踪したようで、その”父親”を探しに旅に出て、ダンジョンに繰り出しながらも、時折自宅や街に戻っていろいろと物資調達をするっていう感じの一連の進行スキームかなぁ…。街パートでは上に書いた通り、ダンジョンで稼いだカネでアイテムゲッツすることなど、マネジメントの側面も求められる。この辺りはアップグレードなどのシステムも含め、AUTOMATONの記事に簡潔に書かれているので参照してほしい。

自宅のベッドで寝ると、貯めた経験値によるレベルアップの恩恵を受けられる.

※画像:ゲーム「Young Souls」および公式プレスキットより引用.