時折挟まれるシナリオシーンも非常によく考えて作られている。というのも、シーンの合間合間に3D視点の動画がはさまれたりと、まるでひとつのアニメーション作品を見ているような演出効果に溢れている。だからこういったゲームにありがちな『シナリオ退屈~…』っていう感じになりにくい。しかもそれらを早回しにして送れるという設計上の配慮もあって、速読しながらシナリオを大局的に把握・理解しながら、速攻でそういった”余計な部分”を省くこともできる。そういう意味では、世界観の風呂敷を敷いてしまって表現している「ダークソウル」や「エルデンリング」といったフロムゲーの話の追い筋をよくかみ砕いて表現ができてるなと思う。決して『なにかが第一作としてあってそれに影響を多大に受けたゲームタイトル』という枠に留まらないゲームになっている。
どうやら博士がシナリオのキーワードになるみたい。博士は主人公らの育ての父親である科学者で、偉い教授らしい。ポータルとかいうワールドテレポートシステムでどっかに失踪したようで、その”父親”を探しに旅に出て、ダンジョンに繰り出しながらも、時折自宅や街に戻っていろいろと物資調達をするっていう感じの一連の進行スキームかなぁ…。街パートでは上に書いた通り、ダンジョンで稼いだカネでアイテムゲッツすることなど、マネジメントの側面も求められる。この辺りはアップグレードなどのシステムも含め、AUTOMATONの記事に簡潔に書かれているので参照してほしい。
※画像:ゲーム「Young Souls」および公式プレスキットより引用.