和製メディアでは奇妙なことにファミ通しか報じていないが、ネクラネットミーム系ADVゲーム「NEEDY GIRL OVERDOSE」と同じ開発元・パブリッシャであるWSS playgroundが新作ADVゲーム「少年期の終わり」を今年8月にリリースするという。ジャンルは、ジュブナイルSFホラーアドベンチャーゲームということに相成っている。ファミ通の同記事によれば、ゲームデヴェロッパ:ブリキの時計(Steam上での表記:buriki clock)との合作になるとのこと。
ゲーム「少年期の終わり」は、人間劣等生であり苛烈ないじめの被害者であるジョバンニを主人公とした連作形式のADVゲームに仕上がるという。変わり者の天才でありこの界隈では有名な上級生カムパネルラとともに銀河鉄道に乗って続ける旅路を特異なホラーの形式で描くタイトルになる。宮沢賢治の小説をオマージュしたタイトルになるようだ(これは個人的な推測だが、同時に間違いないことのように思える)。世界で一番有名なSF小説である「幼年期の終わり」との関連性は不明だが、明らかにタイトリングの点で影響を受けているように思える。
ジョバンニの”人間スコア”の序列が強制的に上位に変幻させられる行方を、立ち寄る各惑星の統治者となぞらえて描く作風になるということが同作のSteamページで明らかになっている。ジョバンニが「少年期の終わり」を迎えるころ、一体どういったエンディングが待ち構えているのだろうか?列車の終着駅は紅きサザンクロスだ。
『銀河鉄道への同時乗車券はたったの1500円だ』と公式筋は象徴的にアピールしている…