値ばかりが高い「Endless Dungeon」の憂鬱&値は高くても歓迎できそうな「Helldivers 2」の歓喜 | ゲヲログ2.0

値ばかりが高い「Endless Dungeon」の憂鬱&値は高くても歓迎できそうな「Helldivers 2」の歓喜



見下ろし型Co-opSTGの中でも「Endless Dungeon」の評判はとてつもなく悪いねぇ…これね、もとより開発段階で問題を抱えて、何回もリリースディレイされてきたのに、完成度が全く上がってないって評判なんですよね。なんでも、シリーズの転換点になるはずのツインスティックSTGと前評判は随分と高かったんですよ。SEGAが誇る「Endless」シリーズのオーバーホールものになるっていう立ち位置だったし…。でもね、高いのは”値段だけ”で、中身がないって評価がすごく多いです。そもそもタワーディフェンスってのはね、大まかにいうとプレイがリニアになってしまって、最適化の結果、似通ったプレイ内容に毎度毎度プレイ自体、収束しちゃうんだよね。「Endless Dugeon」の場合は、その辺りがしっかりと解決されてなかった印象が残る。タワーディフェンスの要素を取り入れるならそういう配慮も必要だったよね。ディレイした分、良いSTGになると思ったんだがなぁ…。

対して、まったく同じジャンルでも、成功してるSONY系のIP「Helldivers」の未来は明るいですね。未だに400~500プレイヤーがいて、リリースから8年(!)と相当経つのにCo-opの人員に困らないツインスティックSTG…しかも正統派のゴリゴリ見下ろし型STGですよね。てかリリース日2015年かよwめっちゃ古いやん。PSシリーズとのクロスプレイだってできるんだぜ。その日会ったプレイヤーと純粋にSTG楽しんで帰還できるってのは、オンラインPvPのFPSの人気に陰りが出来てきた今時、めっちゃ珍しいタイトルですよね。確かにこの手のゲームが長いことプレイし続けられるってのはやはりないです。それでも「Helldivers」はまだまだ海外プレイヤーも考慮すれば良いほう。PvPのFPSとかだとすぐにプレイヤーが上手くなってみんなでワイワイ楽しめるっていうゲームはありえないからね。んでなによりも、このIPは続編も発売が決まってるってのがかなりの光明、「Helldivers 2」ですね。こっちもお値段が高いことには高いんだけど、期待出来そう。

「Helldivers 2」は事実上、TPSとしてリファインされた形の「Helldivers」ってこととしてとらえていいんじゃあないかな。グラ刷新してるから価格面でも、手がかかっているその分初作の倍ぐらいの値段設定(定価¥4480~)だけど、期待できるのはトレイラー見た感じで直観的にわかるね。得たノウハウは引き続き活用しながら、ツインスティックから離れ、サードパーソンにゲームシステムを変容させたものだよなぁ。Co-opACT-STGとしての立ち位置は決して譲らずに、うま~く3D化されてる印象を持つ。単純に、クリーチャー相手にマガジンで撃ち込みまくりな「Helldivers」の時の爽快感、これはしっかり残ってる&受け継いでる3Dリファイン作になると思うんだよな。まぁ、「Risk of Rain」が「Risk of Rain 2」になったときと同じようなシステム改変を適用させたって感じなんだろう。言うなれば、高級版「地球防衛軍」みたいな感じでもあるよねwさしずめ「地球防衛軍」がお子様ランチで有名な社員食堂なら、「Helldivers 2」は高級レストランなんですよ(どっかで聞いた話)。「Helldivers 2」がポルシェならば、「地球防衛軍」は国産ファミリ―車みたいなもん(これもどっかで聞いた話)。

もともとね、この手の見下ろし型(ツインスティック型)STGってCo-opに限らなければ、良い作品が多いんだよね。もちろん、Co-op対応の「グリードランド」もそれなり楽しいし、「グリードランド」に限らずVSフォロワーには名作・傑作がかなり多い。「Enter The Gungeon」「Iron Crypticle」「Nuclear Throne」「Star of Providence」「SYNTHETIK」「Teleglitch」「The Binding of Isaac」…ガチでちょっと列挙しただけで少なくとも100時間は遊べるタイトルが揃ってる!Steamerならばまだまだプレイできる名作が多いっす。んだもんで、なんで、「Endless Dungeon」が傑作になり切れなかったのかってのは甚だ疑問だし、そもそもゲームコンセプトからしてダメだったんじゃね?って思うのは自然な感想だと思うんですよ。

やっぱし、SEGAの苦境はまだまだ続くのか~…そんなことを思っちゃうのよね。