シリーズ最新作「餓狼伝説 City of the Wolves」のティザー映像をSNKが公開 | ゲヲログ2.0

シリーズ最新作「餓狼伝説 City of the Wolves」のティザー映像をSNKが公開



EVO2023開催中、8/6ベガスの地での発表と時期同じくして、とうとう「餓狼伝説」シリーズ最新作「餓狼伝説 City of the Wolves」のティザー映像が公開された。SNKが伝えている。映像では、各キャラクターボイスが時折折り込まれていて、つべ※欄にて登場キャラの推測が飛び交っている。それらによれば、ロック・ハワード/北斗丸/不知火舞/B・ジェニー/ケビン・ライアン/ビリー・カーン/マルコ・ロドリゲス/双葉ほたる/牙刀/グリフォンマスク/カイン・R・ハインライン/テリー・ボガードらシリーズを彩ってきた歴戦のキャラクターの多くが参戦する旨が推測できるらしい。外人も大興奮。

大 変 盛 り 上 が っ て ま い り ま し た !

SNKを代表するのみならず、1990年代の格ゲーブームの一端を担ってきたIPは、1999年を端にシリーズが途絶えており、この度のリバイバル・リブートは”20年を超す闇”を突き破った発表ということになる。現SNKは、倒産した旧SNKの知財部門をコアとする、その後継会社である。コトの経緯はWikipediaに詳しすぎるほど詳しいが、ソイツを大分端折って言うと、[サウジの王様が会社の株を大量に買ってくれた]ということとなる。抱えるIPは旧SNKの知財を中心とするゲームタイトルが多く、これまたそのIP戦略を大分端折って言うと、[株買ってくれたゲーム好きのサウジの王様の趣味趣向が表れている]といえそうだ。「サムライスピリッツ」のリブートは格闘ゲーム界隈で話題になったし(良作止まりの失敗に終わったけど…)、「KOF」シリーズのリブートだってそこそこ好評を博している。横スクロールACT「メタルスラッグ」もリブート&多ジャンル展開が進んでるし、この度の「餓狼伝説」リブートは”現SNKの本丸”ともいえる。

SNKは、いわゆるハイスコアガール問題が解決されたあたりから企業としての態度が大きく変わったとあたしは思う。もちろん、そのプロセスには中韓サウジの資金の動きがあり、特にサウジ資本に救われたことは大きかったろう。配信権利やプラットフォームの問題を含むIPの展開の仕方に柔軟になってきたことに疑いの余地はない。ただ、(しつこいようだが…)[油田がらみで超大金持ちのサウジの王様が筆頭株主]のわりには、A級の大成功タイトルは未だ発表できていないという見方もできるだろう。それだけに、今回の「餓狼伝説」IPリブートにかかる期待値は高いものがある。おそらくプラットフォームの垣根は”超えられない壁”ではなくなるはずだ(当然Steamにも配信されることが期待される)。

SNK、完全復活なるか?その真価が問われるのはもう間近だ。