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ゲームレビュー
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【Steamゲームレビュー】「Bat Boy」~少年よ、バットを抱け

ちょいとデモ版をさわっただけだが、神ゲーの雰囲気がある。ポイントを追っていこう。 【優れたゲームメカニズム】 バットを使う野球少年が主人公。そのリーチを活かした多彩な攻撃に特徴がある。ショベルナイトのある種、拡張版みたいな感じ。ショベルナイトは近接攻撃一辺倒でヴァニアの新時代を築いたけど、こちらは若干リーチが長めで、しかも活用方法がより多彩になってる。例えば、バットで敵の攻撃を跳ね返したり、回転手裏剣のように使ったりもできる。ステージのオブジェを稼働させることで、特定のエリアを解放したり、ジャンプ台を叩くことでハイジャンプが可能になったりと、この手のヴァニアの表現性の面で豊かである。 【マリオブラザーズのようなマップ踏破性】 マップがマリオブラザーズIPみたいに構成されている。マリオライクに、いくつもに分岐し構成されるステージで全体の巨視的なマップが出来ていて、それをひとつひとつ踏破していくシステムを採用している。従来から続くマリオ・ロックマソ・メトロイドヴァニア系の良い部分を上手く取り入れることで、大局的な踏破性を担保している。 【ビジ...
連載:ローグライト探訪記
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【連載:ローグライト探訪記】「Risk of Rain Returns」~2Dリバイバル作として復活&回帰

傑作RL「Risk of Rain」が帰ってくる!「Risk of Rain Returns」のことだ。 もともと「Risk of Rain」って2Dタイトルだったんだよね。それが「Risk of Rain 2」になってから、3Dタイトルになった。んで、この手のアイデアって従来からあって、個人的にはもっと豊富にあってもいい考え方だと思うんだ。2Dで作ったゲームを3Dに写像っぽく投影し別な空間と結び付けてリメイドする。あたしもアイデアとしては「Gearshifters」の開発者にこの写像表現をやったらいいんでない?ってツイートしたことがあったんだ。『お前の言ってることはよう分かる茄子』っていう返事がきちんと返ってきたw。こういう可塑性はゲーム制作においてあっていいことなんだよね。2Dで作ったゲームを3Dゲームに称揚させるってアイデア。数理的に言えば、3Dの微分系が2Dで、2Dの積分系が3Dじゃないか?だからこそ一時期話題になったカプコンの数学勉強会もあるわけですよ。バイオIPを支える数理技術ってこととしてな! サインコサインタンジェント、虚数i…いつ使うんだと思った...
評論
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中村修二先生が米国市民権を取ったたった一つの理由【日本が優れていないわけではないという”条件”】

ノーベル賞の中村修二氏、「アメリカの市民権」を取った理由を語る(withnews) これ、大学院時代、うちらの先生も良く言ってましたね。米国では、軍がすごく力を持っていて、軍のリクルーターが有望な研究している大学に💰を落としていってくれるらしいです。ただし、機密を守ってやれとのこと(ついでに言っておくと、米国ではVCの力はあまり強くなくむしろ弱いらしいです)。事実、筑波大学山海教授(サイバーダイン社のトップ)や千葉大学野波教授のもとにもペンタゴンから、技術供与してくれないかってリクルート来たんですよね。日本は技術を平和利用しなければならないという鉄則があるので、ロボット/ドローンの権威としてそれぞれ知られる山海先生も野波先生も軍事支援を双方断ったのとことです。日本はそれだけロボット技術が優れているってことの証拠ですよね。 てか、よく米国では博士号持ちは優遇されるとか言ってますけど、研究室のボスがカネを集めなければいけないってのは日本とは変わらないんですよ...。先日行ってきた地元の私立の大学院でも教授は言ってました。曰く『我々は経営者と変わらないんですよ』とのこと。研究室...
ソフトバンク

ソフバン、「FUNKO POP!」売り出す

MLBの大谷翔平・NBAのキングことレブロンといったスポーツシーンのみならず、スパイダーマン・スターウォーズのヴェイダー卿のフィギュアもあれば、果ては、ハンターハンターのクラピカまで取り揃えている... 【なんのこっちゃ】とあなたも思っただろうが、ソフバンが(正確にはSB C&S社が)Funko社製おもちゃの国内向け取扱いを主としてAmazonで開始する、という。doope!が伝えている(ソースはこれだと思われる)。Amazon(Funkoジャパンダイレクト)でFunko社製玩具の取扱が始まる、というのだ。Funko製の玩具・その中でも一番代表的なのが「Funko POP!」シリーズだろう。この商品の正式な種名称を「ビニールフィギュア」というらしく、ポップさを前面に出した親しみやすいカルチャーフィギュアとしての側面がウリらしい。ファミ通もこの類のニュースには機敏に反応していたようだ。 Funkoの特徴はライセンスの幅の広さだ(PR TIMESによると1000社以上のライセンスを保持しているらしい)。スポーティなシーンから、漫画・アニメ―ション・そしてゲームがらみま...
ケイブ

ケイブ、2023年4月東方Project関連STG-IPリリース予定を自社決算補足資料で報告

2023/1/12付の資料なんだが...ケイブがその【2023年5月期 第2四半期 決算補足資料】と銘打っている資料にて、STGerにとって大きな期待がかかる東方Projectがらみの自社製STG-IPについて報告をしている。報告によれば、2023年4月ごろ(スケジュールを調整したうえで...)その東方Projectがらみの新規創作タイトルをリリースできる予定とのことである。 資料内では、そのIPのスクショも貼ってある。それによれば、新作タイトルは横スクロール型のSTGになることが示唆されている。パワポで構成されている同じ資料14ページ目右側にあるイメージ画像二枚から読み取れる情報で、その左隣の一枚はZUN作IPの本家家元・オフィシャル作「東方虹龍洞」のメイン画面の画像になっとる。当の新作STGの具体的な特徴まではいまんとこ、どこのソースをあたっても、読み取れんのがや... ケイブ全体としては(「負ののれん」とかなんとか書いてはあるけど...)手っ取り早く言えば、当期決算は純利益確保ができて、”かなり良かった期”とされている。資料内ではバランスシートが描かれているほか...
ソフトバンク

ソフバンがe-Sports事業に乗り出すにあたって国内向けIPを採用することには疑念を抱かざるを得ない

ソフバンも力を入れているe-Sports事業だが、IPの選出にあたってちょっと不明確なトコロがあるとあたしは思う。e-Sports向けのお化け級IPは国際的な情勢も含めてその数犇めいているが、このうちソフバンが特に注力しているのは、「League of Legends」と「シャドウバース」および「プロ野球スピリッツA」である(採用IPの関連情報・ソフバンチームの動向およびニュースは公式サイトに詳しい)。このうちLoLに力を入れる、というのはよくわかる。LoLは世界で最も成功しているe-SportsIPのうちの一つであり、この分野はまだまだ伸びる。続いてのIPである、シャドバは国内での人気はあるし、国外でもけして人気がないわけではない。だから採用IPとしては納得いかないところではない。ただ、問題なのはプロスピを後援IPに採用している点だ。この問題は若干複雑な事情があると言わざるを得ないんで、ちょっと解説してみる。 知っての通り日本は確かに野球先進国である。日本球界はより強い野球チームを形成し、より立派な野球人を育成してきた。これからもそうしていくだろう。確かに、たとえ、プロ野球の...
ソフトバンク

ソフトバンクのクラウドゲーミングサービスに未来は見えるか?

ソフトバンクが引き続き、GeForce NOWの情報を流している。配信タイトルは、逐次公開されている最新の情報記事「今週のGFN」にて報じられている通り。1/13付けで発表されたプレスリリースによると、今週はUBIの「Tom Clancy’s The Division 2」をはじめとするSteam/Epicストアで既に配信されている7タイトルが選出された(4Gamer.net)。GeForce Nowはフリープランとプレミアムプランの2種が用意されていて、このうちフリプでは継続プレイ時間や配信クオリティ、さらには、RTX ONの可否に制限がかかっているという形をとっている。 同サービスは、所謂クラウドゲーミングという分野に属するゲーム配信サービス。映像だけを配信し、データ処理はクラウド領域で行うため、場所やプラットフォームを限定することなく、どこでもどのプラットフォームでも、ハイクオリティなゲームが楽しめる...というフレコミだ。同じようなサービスをIT各社が発表し実際サービスを行っている。 ただ、クラウドゲーミングは企業体力も戦略も緻密に必要とされる領域。同じようなサー...
書評アニメ評

【連載:クマでも読めるブックレビュー】紙屋高雪「不快な表現をやめさせたい!?」をなるべく客観的に読み解く

概要 結論から言うと、大変素晴らしい書籍だ。これまでの紙屋氏の書籍の中でも抜群にオリジナリティーが高いのが本書。著者の紙屋氏はもともと漫画評論のサイト管理人として一般的な知名度が高いかた。この書籍は「あいトリ」事件を同氏の法学のバックグラウンドでもってして解析するとともに、「宇崎ちゃん」問題を本来の紙屋氏運営サイトの主旨のバックグラウンドでもってして解析している。紙屋氏のことはぶっちゃけ共産党のシンパでしかないとあたしは思っていたが、本書を通じて大変軸のある・深い意見のあるかただと見直した。 本書が決定的に優れている点 あたしが特に優れている、と感じたのは、「あいトリ」事件を解析した、本書さわりの部分だ。本書にはいくつかの図示が示されている。例えば、表現者と弾圧(わかりやすいのでこの言葉を使ってるだけで”批判派”を貶めるつもりはない)側とを図示しながら、図解している点。これは本当に優れたアイデアだ。思えば「あいトリ」事件の構図の図示っていうのは専門家の解説レベルにおいてもほとんどなかった。テレビで見るのはまことしやかに問題に対して、多様な意見を示す・立派な経...
連載:ローグライト探訪記

【連載:ローグライト探訪記】「Spellmasons」~ローグライク式”スペルのビルド”

2023/1末にリリースされる”小粒な”ローグライクゲームに「Spellmasons」というブツがある。この手のゲームは例のごとく”小粒すぎて”埋もれてしまいがちで、調べた限り、やはり日本語sourceで本作について報じているところはまったくなかった(おそらくどのゲームメディアもゲーム系ブログも邦語sourceでは報じていない)。だがパッと見、興味深いシステムを持ち合わせた、面白そうなタイトルだ。 このゲームは呪文・スペルのビルドを楽しみながらプレイするローグライク(ローグライト?)ゲームだ。なんでも『敵の猛攻撃を凌ぐ』ため(原文ママ)、シングルもしくはCo-opモードでプレイするタイプのターンベース式戦術ゲームだそうな。特にストーリーらしきストーリーは見かけられない。その分、デッキビルドよろしく!の多種多様なスペルによる無限的な組み合わせを楽しむ、熟考しながらプレイできる戦術タイトルになる見込みらしい。冒頭示したゲームプレイトレイラーを見る限り、ターンベースといってもシレンなどのように升目で区切られたエリアを進むわけではなく、シームレスにつながったエリアを進む形の...
ゲーム関係

「Xenonauts 2」2023年リリースへ~「XCOM」リスペクトクローンタイトルの続編

ゲーム「Civilization」で一般的に知名度が高いスタジオ・フィラクシスが世界に誇るターン式タクティカルストラテジーゲームとして「XCOM」というタイトルがある。「Civilization」が文明・国家に焦点を当てているのに対して、「XCOM」はエイリアンとの闘いに身を投じる国際機関に焦点を当てているのがコントラストになっており、双方ともにフィラクシス開発IPの代表格といえる。 そして、この「XCOM」の系譜に属するタイトルとして「Xenonauts 2」のリリースが2023年に予定されている。こちらの開発は前作「Xenonauts」と同じくGoldhawk Interactiveが手掛けるもので、いわば、「XCOM」クローンという位置づけのリスペクトゲームである。国内のゲーム系メディアで、「Xenonauts 2」について報じているのはゲムスパとdoope!ぐらい。前作「Xenonauts」はそれほど国内では話題にはならんかったタイトルだが、この度紹介させていただくように、続編が作られる見込みとなっている。 「Xenonauts」ではパブリッシングもG...