ラーメン油集めというエクストリームスポーツ | ページ 2 | ゲヲログ2.0

ラーメン油集めというエクストリームスポーツ



経験環境的な問題

ラーメン屋で油集めをするのは店員や客の不評を不用意に買う恐れが高い。リスキーなのだ。家でラーメンをゆでて油集めをする、ということもまた、家庭環境によってはリスキーである。例えば、親に叱られたり、マナーを巡って兄弟喧嘩になったりするかもしれない。120円でラーメンは食せないが、このゲーム「ラーメンあぶら集め」で、ラーメン油集めは永遠にできる。ここをバイヤーのあなたは、どう考えるか?ということを本作は提起している。

思ったこと『食べ物で遊ぶんじゃないよ!!!』

時間的経済性の問題

ラーメンの油集めに特化したゲームであるから、そこはそれこそ時間の問題でもある。例えば、あなたがラーメン屋に行く、するとガソリン代がかかったり時間経済性の問題があったりする(つまりこれまで上げてきた要素要素はわかりやすく切り離して考えているが、総合的な経験の問題なので、容易に紐づけられる近しい存在でもある)。隣にラーメン屋があれば、10分でラーメンにありつけるだろう。だが、車で行かねば行けないところにあったら、それなりの距離経済性や時間経済性も考えなければならない。一方、本ゲームでは、PCの電源をつけて、Steamを起動し、ゲームをランチングすればいいだけだ(それこそ、まさにlaunchなのだが…)。ラーメン油集めに特化したこのゲームを使う場合、食事の時間は省くことができる。食事の時間経済性の代替活用ができるのだ。ラーメン油集めに散々と腐心できるわけだ。

思ったこと『もう単なる時間の無駄だろ…』

んで、何が言いたい?

このように、エクストリームスポーツ:ラーメン油集め、には、欲求そのものの問題・油集めする環境の問題・金銭的な問題・時間的な問題という4つの要素が複雑に交絡している。そして、ゲーム「ラーメンあぶら集め」は、このうち、欲求そのものの問題はもちろんのこと、金銭的な問題を多大に解決するポテンシャルがある。なぜかというと、ラーメン油集めに特化した内容のゲームだからだ。だが、家族構成や周辺環境の問題とも絡んで、この問題はこれだけでは到底収束しないのも明らかである。突き詰めると、それは時間経済的な問題に移行していくだろう。あなたが買うかどうかはあなた次第、それは時間の無駄になるかもしれないが、ならないかもしれない。我々が追っている本質的な課題は、むしろその絶妙なポイントを会得しているであろう、ゲームそのものの根源的な存在・実存問題なのかもしれない。

思ったこと『実存は本質に先立つ!?』


一定の結論『あれ?ゲームっておばあちゃんが言ってたように意味のないことなん?』