ラーメン油集めというエクストリームスポーツ | ゲヲログ2.0

ラーメン油集めというエクストリームスポーツ



たしかに興味深いゲームだ。このゲーム「ラーメンあぶら集め」は。
このゲームは多段的に存在意義を問うことのできる、大変、興味深いゲームである。

ニッチな欲を輪廻するゲーム性の問題

まず、欲求。ニッチな欲求そのものである(以下Steamページより引用)。

ラーメンの器に浮いた油をお箸で引っ張って集めたいことって、ありますよね?
このゲームでは、そんなあなたの欲求を完全に満たします!

ここで言う欲とは【ラーメンに対する食欲】ではなく、【ラーメンの油集めに対するニッチな欲求】である。もちろん、後述の経済性の問題にも繋がるが、そこはわかりやすく切り離しておこう。まず、ニッチな欲求を満たす部分、このアクロバティックな欲を見たす部分だけ、切り離して考えなければ、ゲームの本質の的を得たことにはならん。あなたが、ラーメン油集めにどれだけ腐心し、どれだけの純粋欲求を示せるか、という単純な問いだ。単純すぎてつまらないほど単純だ。欲はただそこに存在するだけで、欲そのものは金では買えぬし、欲そのものに時間的な不都合があるわけではない。

思ったこと『何を言おうものか。否、もう何も言うまい。』

金銭的経済性の問題

ラーメンはラーメン店で一杯食べるのに500円は最低でもかかるだろう。食費の部分はどうだろうか?というとこの点も多段的に問うことができる。例えば、ラーメンの質にも依る。ラーメン屋のラーメンは当然上手いが単価がその分高い。家で乾ラーメンを食べるというさらに安い方法もある。だが、ゆでるのに使うガス代金・さらに湯水の代金(例えば、水道水)などの経済性も考慮する必要がある。

・ラーメン屋で食べる☞どう考えても500円以上かかる

・乾ラーメンを食べる☞どう考えても100円以上かかる

もちろんこのゲームでは、ラーメンを食べることはできないので、食欲は満たされない。単にラーメンの油を集めるだけなので、食うことはできない。経済的効率は一見悪いように見える。だが、ラーメンの油を集めることに集中し、ラーメンを食べることには集中しない、という経済的な状況にあなたがあったなら、間違いなくMUST BUYである。

思ったこと『これ、買う意味あんの?』