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RTSが”オワコン”化した単純な理由

RTSが”オワコン”化した単純な理由

ここ数年間RTSが日の目を見てない。

幾ばくかは流行っていた「Company of Heroes」シリーズの最新作”2”がリリースされたが、その評判むしろ悪くなったり、日本人の間での定期大会が開かれなくなったりしてる。かの名作「StarCraft」の開発元、Blizzard Entertainmentですら、評判は最近になり決して高いものではなくなってしまった。

打開策がないわけじゃない。当のBlizzardには「Warcraft 4」のうわさが絶えないし「Halo Wars 2」でこけちゃったMicrosoftは「Age of Empire」の新作”4″を出す。ユニットベースで出兵するシステムの「Total War」シリーズなど新しい作風のRTSはあることにはある。

もともとこのジャンルが”オワコン”になった理由はいくつかある。

・操作量の問題…上級者向けすぎて、格ゲーの比じゃないぐらい、うまい人と下手な人とでスキル差がありすぎる。上級者はまるで息をしているかのような”生きた”ユニットを巧みに操作する。画面を見ていてもどう操作しているのかわからないほど(ショートカットキーの連続らしい)。常人にとっては、『ゲームなのにゲームみたいじゃない』理解不能な点がある。見ていてつまらない。

・AIがすべてを超越する世界…GoogleなどによるAI(人工知能)と人間による頂上決戦の世界で、プロが抜かれる一番早いタイミングのゲームになったという事実・現実もある。RTSではAIのほうが人間よりも圧倒的に強い。画面を通して視覚から得た情報で判断ができるAIでさえ、人間のプロプレイヤーよりも一層強い。

・MOBAの台頭…RTSのMODを出発点とした、世界で一番の賞金が付く大会が開催されるようになったMOBA(Massive Online Battle Arenaの頭文字をとったもの)が流行りに流行っていることも一因。「League of Legends」はその筆頭。「Dota2」「SMITE」や最近話題の「ブラックサバイバル」など数はとてつもなく多く、その勢いは本家のRTSを飲み込もうとする勢いがある。加えて”オーチェス”という新たなジャンルを生み出してしまったことも要因だろう。

・決定的な超人気作の欠乏…その昔、AoEの後は、SCが世界一だった。だけれども、SC2のシステムは酷評するプレイヤーもままいるぐらいで、ちょうどFPSでいう「Counter-Strike: Global Offensive」「Call of Duty」シリーズや「Battlefield」シリーズのように大局を決めるほどのタイトルが出なくなった。それゆえでかく魅力的な市場じゃなくなったし、より一層”オワコン”化に寄与する『負のスパイラル』という結果に。ターン制戦略ゲームの白眉・傑作、シド・メイヤー率いるチームによる「Civilization」シリーズの勃興もとどめを刺す決定打になっただろう。

RTSは確かに面白かった。戦略や知性を垣間見られる、ちょうどデザインに優れたキャラを動かすアクション性とチェスのようなシステマチックな頭脳性とを融合させた、すごく画期的なゲームジャンルだった。ただ、それはもう『昔の話』だ。当分はもう、そのころには戻れない。

「ドラえもん」のタイムマシンとか「Back to the Future」のデロリアンがない限り…

※デロリアン:Public Domain アイキャッチ画像は白旗 – Wikipediaより

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