「ディスガイア」シリーズ累計500万本出荷は評価できるか? | ゲヲログ2.0

「ディスガイア」シリーズ累計500万本出荷は評価できるか?



ゲーム「ディスガイア」シリーズとそのデヴェロッパが持つ魅力

あたしが「ディスガイア」シリーズに触れる一因になったハードはやはりPSVitaだった。まだ、本格的にSteam慣れしてないころだったから、自分自身ゲームにはあまり飽きを感じていない時期で、当時から「ディスガイア」IPはけっこう革新的なタイトルに仕上がっていたと思う。シリーズ恒例DB並みのインフレ仕様が爽快で、特にキャラクターデザイン(原田たけひと先生による)は国内のみならず国際的にも高い評価を得ているものと、今でも思っている。ついでに言っておくと原田先生による公式イラストコレクションもいまだに持ってます。

ゲーム会社・日本一ソフトウェアのHPを見ていて気になったのは、キャラブランドに優れているタイトルを多く売り出している点だ。彼らのHPは、キャラクター人気投票やキャラクターグッズといったIPの持つ魅力を活かす企画であふれ、ファン向けのプレゼントコーナ(応募倍率低めなので穴場だろうがw)まである。それだけ、ブランドにおけるキャラクターの重要性をよくわかっている会社だ、というのが当時から今に至るまで一貫したあたしの印象だ。

直近で公開されている株主総会の質疑応答をまとめたpdf文書でも、ほぼほぼ質問は同社のゲームファンによるものと見受けられるもので占められていて、やはりゲームの魅力という点では大手に負けていないように感じる。おそらく、これらの総会参加した株主も日本一ソフトウェア社製ゲーム好きが高じて、同社の株を購入したものが大半なのだろうな、と。ちょっとその文書内容で飛び交った質疑応答をまとめてみると…大体こんな感じ。

・海外を見据え事業作れ.

・Xboxタイトルにも力を入れろ.

・ソシャゲにこだわるな.

・長期的ビジョンを持て.

・メタバースやNFTに興味があるか.

そもそも、一般的にはクソゲーメーカとして有名だが、かたや通信機器や遊戯機器の分野で地味ながら高い技術力を持つサン電子のスタッフによって設立されたのがこの会社・日本一ソフトウェアの発端である。ヒットIPを持つだけの地力はあるはずだし、特に特定のIPでは局所的に強い印象はある。現に海外のメディアGematsuは500万本出荷した「ディスガイア」シリーズを報として伝えているGematsu)。これを受けて、颯爽と瞬発力を発揮したGAIJINたちがredditで早々した議論を繰り広げている様子が見て取れる。

”はたして「ディスガイア」シリーズ累計出荷数500万本は評価できるのだろうか?”