ゲヲログは「バズ・マーケティング」「アンバサダー・マーケティング」のどちらによる貢献がでかいメディア媒体なのか?【自己検証】 | ゲヲログ2.0

ゲヲログは「バズ・マーケティング」「アンバサダー・マーケティング」のどちらによる貢献がでかいメディア媒体なのか?【自己検証】



「バズ・マーケティング」とは、短期的に話題を呼び込み短いスパンで話題性を獲得するインターネットマーケティングモデルである。対して、「アンバサダー・マーケティング」とは、長期的に話題を呼び込み長いスパンで話題性を獲得するインターネットマーケティングモデルである〈要出展〉

さて、ゲヲログのインターネットマーケティングモデルが「バズ・マーケティング」に該当するか、あるいは「アンバサダー・マーケティング」に該当するかを一概に判断することは難しい。両者の良いところをうまく組み込んでいるからである。そのデータ的説明に向かう前、論理的整理のため、そのメディア的なスタンスについて概要説明しておこう。

これらのインターネットマーケティングモデルに酷似しているメディアの概念がある。それが「フロー型」「ストック型」というメディアの概念である。「フロー型」とは、短期的に話題を呼び込む速報性の高いコンテンツを用意したメディアのことを言い、「ストック型」とは、長期的に話題を呼び込む継続性の高いコンテンツを用意したメディアのことを言う〈要出展〉

インターネットマーケティングモデルとこのメディアの分類は、定義に似ているシーンが多く見受けられる。そのタイムスパンの点においてである。短期的に話題を呼び込むという点で酷似しているのが「バズ・マーケティング」と「フロー型」であり、長期的に話題を呼び込むという点で酷似しているのが「アンバサダー・マーケティング」と「ストック型」である。

ゲヲログでは、アクセスした誰もが人気記事を参照できるように設計してある。この項目を見てみると、メディアとして「フロー型」「ストック型」の両者を押さえていることが一目瞭然である。例えば、2023年9月18日10時ごろにゲヲログのトップページの人気記事の項目を撮影した次の画像を見てほしい。

これはゲヲログの基幹ブログシステムWordPressのプラグイン「Simple GA4 Ranking」を駆使して搭載したウィジェットによる人気記事ランキングである。次に、集計範囲やキャッシュなどのアルゴリズムは若干異なるが、同じシステム参照元である「Google Analytics」におけるこのTOP10記事のページビュー(PV)を月単位で今年初めからまとめた表と、それらを「ストック型」「フロー型」の二つの順に分割したうえで表したグラフを提示する(なお、個々の記事の名称が長いため表す表はその名称自体を省略して書いてある部分が存在することに注意されたい)。

年月
1.[Steamで注目すべきタクティクスオウガ~]のPV
2.[StardewValleyのMODの導入~]のPV
3.[LiesofPはなぜ数多ある~]のPV
4.[BaldursGate3~]のPV
5.[MLBTheShowシリーズ~]のPV
2023-01
4476
1921
443
2023-02
6102
1396
491
2023-03
4007
1977
2455
2023-04
3770
2614
2868
2023-05
3511
2544
1649
2023-06
2762
2130
53
1134
2023-07
3316
2111
34
1034
2023-08
3429
2126
89
5752
1037
年月
6.[ストリートファイター6攻略~]のPV
7.[スターオーシャン~]のPV
8.[Civ6EpicGamesStoreEGS版で~]のPV
9.[攻略RogueLegacy2~]のPV
10.[OS再インストール時に~]のPV
2023-01
60
778
2023-02
58
206
2023-03
89
237
2023-04
94
340
4
2023-05
113
260
3
2023-06
942
58
128
1157
4
2023-07
944
47
95
1200
13
2023-08
276
67
77
276
18

分かったことを総括する。ゲヲログの記事は、アルゴリズムに違いがあるがために表示される、そのトレンドの順番に依らず、「ストック型」の記事と「フロー型」の記事を当該トレンドとして半分づつ持っている。特に「ストック型」の記事は「アンバサダー・マーケティング」の成果であり、上述したその概要説明に沿って分布していることがわかる。つまり、長期的な話題を呼び込む記事がトレンドの半分を占める程度、少なくとも存在する。

さらに、「フロー型」の記事、すなわち短期的な話題を呼び込む「バズ・マーケティング」の成果のある記事もトレンドの半分を占める程度、少なくとも存在する。こちらも概要説明の理論に沿って存在しているが、総じて継続的かつ大規模なPVを確保しているのはどちらかというと、少なくとも「アンバサダー・マーケティング」による成果、つまり「ストック型」の記事による大きいPV面での貢献によるものであることがわかる。

※本記事は研究目的に使うため、コピーレフト方針の除外対象になります。