これ使ってみたんだけどスンゲーですよ。本当にイメージアート・設定画がらみの仕事は無くなるのでは?と思うぐらい凄い。ちょっと実例を挙げてみますね、その上で社会性・経済性を勝手に解釈して解説するよ。まず使ってみたところ生成されたものをちょっくら紹介すっべ!版権ものはX経由で。まず、杉井のラノベより聖橋キリカです。次に宇宙農家のゲーム・銀河ドリアンの絵を突っ込んでみました。
※以下Stable DiffusionとありますがNovelAIと取り違えて居ります。
Stable Diffusion適用テスト pic.twitter.com/ml3jE27CEC
— 文野純 (@metta2tubuyak71) November 22, 2023
Stable Diffusion適用テストその2 pic.twitter.com/IEMd9istIf
— 文野純 (@metta2tubuyak71) November 21, 2023
どうやらやはり人間の立ち絵のようなものは解釈がムズカシイらしく、それほど、進歩感は感じ取れぬかもしれない。だけれども純粋な有機自然体とかアレンジが効いていいやつは解釈が得意みたいですね。これだけでもクオリティがめちゃくちゃ上がっているのがよくわかると思いますが…まだ凄さがわからん?ではオリ絵を投下した結果を見てみましょう。そのうえで、めっちゃくちゃ単純に経済性を考えてみる。
☝これを投下した結果、☟ここまでのものが出力されます。
なんということだろうか?
クソみたいな落書きを学習器にツッコむだけでこれだけの成果。これは凄い。
まず、心臓の絵ですが、これも立体感溢れる絵柄に変わっていて、マジでクオリティが上がってますよね。次は剣を持った鬼の図を描こうとしてシパーイした落書きをぶち込んだものですが、プロが描いたクリーチャみたいになってますね。最後にドラゴンですが、白黒だけでこの表現力、なんというAIだろうか?これがたった10ドルで手に入る、となると凄まじいことが起きると思う。
まず、先に書いたように、精密画の領域ではAIは未だムズカシイかもしれんが、ゲームのイメージアートを描く人、設定画を描く人とか、構想段階での作業を大幅に減らせる実力はもう生成AIにありそうですね、っていうハナシすね。つまり、協業してAIでやるべきところ・人間でやるべきところを共に創生していく必要性ができそうですっていうコト。さらに突っ込んで言うと、人間側としては修正が出来る。大枠でAIに描かせて、人間が修正すればよい、ということでもある。
人間を働かせれば、おそらく時給2000円ぐらいになってしまう。これはあたしがココナラなどで依頼してた経験則からきてます。たぶん大筋で事実ですね。彩色だけでマジで2000円/時払わないとこのクオリティのものは手に入らん。絵師がぼっているわけでも何でもない。依頼を受けた側からして、タブレットの費用や電気代コミコミでやるとそれぐらいじゃないと割に合わないです。でもこれは10ドルです。
Stable Diffusionの場合10ドルで1000クレジット手に入り、5000イメージぐらい生成できるようですから、100円=1$としても見ても、破格です。てか価格崩壊してますw。2000円=20$で一枚の絵、としてみましょう。10$=1000円で5000枚のイメージ。つまり、1円で5枚の絵ができる。その差は歴然、10000倍の価格差。生成AIの運営としても、システムの初期投資とアプデ投資があれば人件費は他に要らない。AI処理のための中央装置があれば、あとは人件費はいらぬのですね。
時間経済性の面でも凄い。ぶっちゃけ生成まで10秒でおkですので。普通に描いたらこれ1000倍以上の時間がかかるのは当然のことです。つまり、コスパ(コストパフォーマンス)・タイパ(タイムパフォーマンス)の両側面において、生成AIは凄まじい効果を持っている、といえる。個人的にはこの生成AIのゲーム分野への活用はもう止められないと思います。もし仮に、いくらValveがダメだといっても止めるのは無理でしょう。滑車はもう回り始めてしまったわけですね。