rucsgames nine-two氏、ゲーム「BTD:BTD」制作中に出会った意外な落とし穴を語る | ゲヲログ2.0

rucsgames nine-two氏、ゲーム「BTD:BTD」制作中に出会った意外な落とし穴を語る



前々からゲヲログ2.0は期待できる独立系スタジオとしてrucsgamesについて、その動向を伝えてきたが、同スタジオ発起人のnine-two氏がゲーム制作中に意外な落とし穴に遭遇したようだ。これは本人のTwitterアカウント上で伝えられていることで、”トラブル”はTPS「BTD:BTD」の制作中に判明したものらしい。経緯を簡単に説明するとこうなる。


・nine-two氏がEpicのマーケットプレイスから有料アセットを買う☞

・そのアセットパックの中に「BTD:BTD」で使用している効果音音源の権利侵害が判明☞

・nine-two氏がEpic側にその旨を伝えるがあまりに無責任な回答が返ってくる(⇚イマココ!)


しかも、その権利侵害をしているアセット販売者がその問題部分だけを取り除いたうえ、アセット販売を継続している…とnine-two氏はTweetで指摘している。期待されてきた和製TPS「BTD:BTD」の開発上の遅れが生じる上、アセットの総合提供側からはなんの保証もない、というのだ。“タダ払い”とはこのことだろうか。

気になるのはnine-two氏が言う「DMCAテイクダウン」という言葉の部分だ。これはかいつまんで書くと、プロバイダの提供者が権利者から権利侵害の報告を受けた場合、当該コンテンツの問題性を取り除いたうえ、さらにコンテンツの作成者に通知を行う、という手続きのこと(その時プロバイダ側は責任を免除される)。このことを正式には「ノーティス・アンド・テイクダウン」という。つまり気付き(notice)そして、取り下げ措置(take down)を取れば…の意である。

ただ、今回のストア側の措置はかなり悪いと言わざるを得ない(というか公正な措置や責任は総じてまったく取らない見込みらしい)。nine-two氏は一連のトラブルについて「既に非公開にされているアセットに対して権利者がDMCAテイクダウンを行うだろうか?」(原文ママ)と疑問を呈し「盗品販売者もストアも何の責任も取らず正当な権利者と購入者が被害に遭い、これを使用したゲームには法的なリスクが残るだけという結果である」(こっちも原文ママ)と上述のTweetにて述べている。