なぜマルチプレイヤーゲームはダメなのか?~梅原の言っていることは正しいか | ゲヲログ2.0

なぜマルチプレイヤーゲームはダメなのか?~梅原の言っていることは正しいか



思うんだけど、マルチで遊びつくせるゲームって珍しいと思うんですよ。よーするに結論から言っちゃうと、『なんのため競ってんだ?』ってなるんですよ。競技型マルチプレイヤーゲームがダメな理由、その理由としては複数挙げられる。

・いくら練習しても臨界点を超えてそれ以上上達するポイントにはそうそう達せない.

いくら練習しても上達するポイントが無くなっていくだけ、すなわち臨界点を超えられないプレイヤーが大多数なんすよ。梅原が慶応で講演会やったとき、『ゲームに飽きたんじゃなくて、ゲームを上達することに飽きたんですよ』って言ってましたけど、あれはたしかに正しい。でもね、上達することに飽きたっていう時点で本質を突いてしまっている。上達することが喜びであり達成感であるのならば、その上達の度合いが減っていくことは飽きることに繋がる。つまり、これは梅原の論理とは逆の論理もあっていいはずなんですよ。ゲームそのものに幻滅したのではなく、上達することに飽きたと言っているけど…ゲームを上達することに飽きた☞ゲームそのものに幻滅したというフローがあってもおかしくはない。

・相手がプロゲーマだとそもそも練習時間の関係もあり追いつけ追い越せができない.

これはね、上述の理由に加え、さらに言えることです。梅原のようなプロゲーマであれば、練習する時間は多く取れるでしょうね。だってそれで喰っていけるんだもん。ただ、大半のゲーマは練習する時間など取れない(たぶん取れて平日の深夜および土日のみ)。本格的に練習しようとすると、かなりの時間を喰ってしまう。梅原はプロのゲーマだからこそ上述のようなことが言えるわけであって、練習して上達するための努力、労力を払う時間的な余裕がないというシンプルな理由付けもあると思います。単純に時間がない。だからやってらんない。いくら格ゲー練習しても臨界点超えられない以上に練習の時間が取れず、梅原には勝てない。つまり『上には上がいる(ヒュンケル風)』のですねw

・それで喰っていくわけでなければそのゲームで世界一になってもあまり意味がない.

そもそも、ゲームというのは未だにあまり喰っていける職業ではないと思うのですが、趣味の範疇で世界一になってもあまり意味はない。いろんな職業がある中、ゲームで世界一になって喰っていくわけではない、というのであれば、あまり生産的なものではない気があたし自身はするのです。もちろん人によってはアマチュアで世界一目指すっていうかたもいるとは思う。でも時間対効果を考えるにあたり、あんまり、生産的ではないよね。

…とここまで書いてきたけんど、次は対抗策となるゲーム設計の考え方を書いていく。