ゲームと芸大の関係を問う東京芸術大学の試み | ページ 3 | ゲヲログ2.0

ゲームと芸大の関係を問う東京芸術大学の試み



東芸大のゲームコースの教授が、具体的な試みについて答えてくれてます。まず、ゲームコースは4人の教員によって構成される、ということから始まってます(当時の構成)。バックグラウンドも広く、一番このコースで偉い工学博士の先生から始まり、アニメ系の先生がゲームコースに赴任してきてたりするようです。記事からは次のことが読み取れます。

・ゲーム開発者の育成を主目的にしながらも、教育手法なども担当するコースになる。

・他の学問領域と同じく”蓄積できること”がゲームの学問領域でも重要である。

・パブリッシング部門として実は芸大は先駆的にYouTubeで行っている(アニメ系)。

・既に小光氏のようにApp Storeで実践しているゲームコースの先駆的な事例がある。

・ゲームイベントへの関わりやゲームカンファレンスへの関わりを重要視している。

・将来、ゲーム業界に就職にする人・ゲームデザインで博士号を取得する人を輩出したい。

・残念ながら、付属しているコースになっているだけで専攻にはなっていない。

…ということなようです。


ゲームは学問になるのか?というと、東芸大のゲームコースの教授が言うには十分できる、ということが結論らしいです。あたし個人的には賛成できますし、単にゲームを美化するだけでない、専門性まで深いところを感じます。ゲームを学位に、という意見には、ゲームをアニメにしたりアニメをゲームにしたりする試みと似たように様々なポテンシャルがあるはず。昨今のValveやEAの採用方針にまで及ぶ、合理性がある試みだと思いました。なお、2023年現時点で東芸大のゲームコースは専攻になるまでは残念ながら至っていないようです(入試情報 | 東京芸術大学 大学院 映像研究科)。

<了>