ゲームと芸大の関係を問う東京芸術大学の試み | ゲヲログ2.0

ゲームと芸大の関係を問う東京芸術大学の試み



東京芸術大学…ちゅーとその入試は東大を凌ぐ最難関の大学として広く知られている芸術系大学の最高峰です。学部の入学試験の倍率が10倍を超えることで知られてますよね。教授をはじめとして有名な指揮者や奏者などを数多く輩出している芸大最高峰の位置づけである…んでまぁ、いっきなりネガティブな話題から入るけど、今時芸大はマジでカネがないですwこれにはいくつかの理由がある。

・国家の科学技術開発力推進のために、国が基礎・実験を伴う理系学科を重要視するため。

・語弊を承知で言うと”役に立たない”芸大は、教育開発予算の中で軽んじられる傾向にある。

・電気代や材料費の高騰(円安&インフレ)により、大学自体支出削減の傾向にある。

・そもそも芸大の学術範囲は、産官学連携などがしにくい学問領域、稼ぎにくい体質にある。

といくらでも理由は上げられそうな悲惨な状況にある。手厳しい現実ですよね。芸大は2019年から学費を20%上げてますね。国立大学の学部なのに、年額64万円もかかるのかよ…というわけで、その悲惨さがよくわかる記事が弁護士ドットコムに上がってます(財政難の東京藝大 建物が老朽化、入試中に天窓が破損して受験生に直撃する「事故」も – 弁護士ドットコム)。

そういうわけで、芸術大学も普通大学と同じく改革が必要だという認識で私学国公立ともに、一致しているところなわけです。そこで、芸大が目を付けたのがゲームや経営学という、芸術学の軸を活かすことのできる実務的な領域ですね。例えば、ゲーム産業に応用できる芸術の在り方を探る、特にデザイン領域や音楽領域で探る、とか、生成系AIの台頭とともに芸術の知識を応用し理論を考える、だとか、経営に応用できるデザインや芸術的技術を積極的に発見して応用していく…だとかが考えられますね。既にアニメ領域では広く連携が進んでいますが、ゲーム、というと目新しい。

今回はゲームと東芸大の関係について書いてみたいと思います。