小学生でもわかる徴用工問題の本質 | ページ 3 | ゲヲログ2.0

小学生でもわかる徴用工問題の本質



国際法調停的な常識

…とは言っているものの、このコメント内であるように、請求権協定では、両国の自己解釈の相違に基づく紛争が生じた場合、仲裁手続きに入る必要があるとも決めている。であるので、その手続きに迅速に入らない韓国に非があるのは明らかである、とはもちろん断定できる(と和仁教授はその※の通り、ほぼ原文ママで書いている)。

ただ、橋下徹氏が言うように、相手の言い分をロジックで打ち負かすのが国際裁判や国際調停の原理原則だ。つまり、理にかなったことを言って、相手を論破しないといけないわけだ。だから、論理の力で相手を屈服させ、広義の仲裁者なりなんなりに、なによりも自国の意見の妥当性を訴えかけなければならない。このために必要なのが、相手の手の内をすべて知り尽くす…ということだ。『相手の穴を突かないと、負ける恐れがある』と橋下氏は主張する。特に韓国はロビー活動(もちろんロビー活動という言葉は利害をうまく権利者に伝えるという意味合いがあるので、一般的に思われている”圧力”とは違って悪い意味ではない)が得意で、英語力も日本人以上にある。だからこそ、韓国という国を知り、韓国の論理のつじつま合わせが矛盾している部分に焦点を当て、徹底してそこを攻め、屈服させるんべきなんですよ…そう橋下氏は一貫して言う。


こういう議論の経過があるからこそ、日本が国益にかなった材料・言い分・対案・対論を多く持つこと、そのために建設的な議論をさらにする必要があることが、日本国にとっては重要なわけだ。まぁもっとも、技ありで日本の優勢勝ちなのは当たり前なのだが、決してそれだけで相手(韓国)を侮っていいわけじゃない…ということなんだね。