【期待できるゲーム特集】「Blood Bowl 3」アメフト・ミーツ・ハードコアアクション | ゲヲログ2.0

【期待できるゲーム特集】「Blood Bowl 3」アメフト・ミーツ・ハードコアアクション



”BB”は、実は古めの歴史を持つゲームシリーズである。アメフトにACT要素を付け加えて、世界観をwarhammerのデザインになどったゲームであり、欧米ではかなり人気高く、いまだにWカップがこのシリーズの最新タイトルで毎年のように開かれている…。ルールは簡単。ターン制で持ち回り、キャラ・クリーチャを使い、相手を打ち倒し(基本的に暴力をふるっていいという鬼畜なACTの要素を多分に含む)敵陣地まで、釘楕円球型ボールをより多い回数運べば勝ちというだけのことである。よーするに、このゲームの説明は簡単に一言で済む。それがこうだ。

なんでもしていいアメフト(改変済)

まぁ、これだけじゃわからんだろうからゲームプレイトレイラーをいっちょ前に見てくれ(3のゲームプレイトレイラーがまったく見当たらなかったため、2のそれで代替しておく)。

上記のトレイラーを見ていただければ、どんなゲームかはよく分かると思う。自分のキャラ・クリーチャ種は自由に選べる。人間・ドワーフ・ゴブリン・リザードマンなどなど…warhammerのファンタジー系に知識が近しい方にとってはおなじみのキャラやクリーチャである。種族ごとに特徴があって、相手をドッジしやすいとか切り抜き型とか攻撃に特化してるとか、防御やスルーパスの成功度が高いものなどなど…絶妙にバランスがとれていて、どの種族を選んでも戦略性に富み、ダイスの出(これと回数制限ありのダイスの振り直しの要素によって攻撃の成否やその後のエフェクトが決まる)と、確率論(どのキャラも妨害や自責要素が入れば一定の確率で間違いを犯し、基本的にその時ターンオーバーになる)とを混ぜた白熱の戦いが、フィールド狭しと繰り広げられるのだ。

もちろん、メインストーリ(実質的なチュートリアル)の他、主流のPvPもある。PvPといっても単に戦うだけじゃなくて、シーズン制でチームのマネジメント面にも気を配る必要がある。経験値を使い、キャラをレベルアップさせ、技能(例えば、連続攻撃だとかドッジのスキルだとかダイスに特殊作用するものだとか)を身に着けさせたり、効果のあるアイテムを試合の合間に購入したりと、形勢逆転のための様々な選択肢に至るまで、極めて高度なACTシミュレーションの要素がある。まぁACTっつても、あくまで敵チームの防御をくぐりぬけタッチダウンを奪うアメフトにインスパイアされた、ある意味では特殊な”スポーツ”ゲームであるんだけど…(事実、Steamでは”スポーツ”タグもつけられている)。

残された問題、それは、ずばりローカライズのことだろう。だが心配しなくていい。ファメも伝えるように、3は現時点では日本語に対応する予定で、これまで難易度が極めて高かったゲームシステムの理解・チームマネジメントの部分に至るまで、すべてが日本語対応される予定だ。1~2とローカライズがなかったもんだから、その難易度の高さ、特にチームマネジメントには深い英語理解力が求められていたため、ここが鬼門だったが、3には期待ができるんじゃ!日本語対応があるのは、3からパブリッシャーがNaconになったから(ローカライズには積極的な大きめのフランス資本傘下に入ったから)かもしれない。先細り言語である日本語に対応してくれるとは…”神”に違いない!

制作は2と同じくCyanide Studioが担当する。奇しくもUBIソフトを退社した有志によって設立されたゲーム会社である。「Blood Bowl 3」は2021年今年、8月にリリース予定だ(本来、もうちょい早めにリリースされる予定だったが、日程が延期された経緯がある)。なによりPvPはかなり熱い…あなたがすごろくや人生ゲーム、カードゲーム好きであれば、絶対に試してみる価値のある”傑作が約束されたゲーム”である。きっと、シアネードはファン・ゲーマの期待を裏切らないだろう。