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【黄昏ゲームレビュー】タワーディフェンス(TD)はなぜクソなのか? | ゲヲログ2.0

【黄昏ゲームレビュー】タワーディフェンス(TD)はなぜクソなのか?

ハナシの始まり~シミュレーション的最適化決定論

なぜかっちゅう理由はしっかりあると思うんですよ。TD(タワーディフェンス)はなぜクソなのか?

まず、この手のゲームにかなりありがちなんですけど、シミュレーションゲームちゅのは最適化案があると考えてPが試行しちゃうんですよね。最適化案ってのはね、どこをどう動かせば一番効率が良いか?っていうことです。例えば、将棋や囲碁でも最強の一手っていうのがあるんですよね、理論的には(今現在の技術では見つかってないだけで)[1]。これを連想してほしいです。シミュレーションってのはcivのプロリーグ構想があったときからなんかこういう最適化案の考察加えてたゲーマが多くいて、「最初のスタート位置(初期位置)が重要すぎる要素になりそうでつまらなくなるだろうね☆」っていう意見多くあった[2]。これが意味するところは何か?っていうと…

決定論はなにもシミュレーションジャンルについてだけ言えることじゃあない!

これすなわち、最初に与えらえたガチャ要件ですべてが決まってしまう可能性を排除できないっていうことだと思うんですよ。つまり初期のランダマイズされた条件がすべてで、あとは最適化した√どりをとっちゃえば、競技性皆無じゃん、なんだこれ見ててつまらんな、っていうことだよね。部分的にはSCⅡとかでも起きてて、韓国ではプロリーグなくなったんじゃなかったっけ?こういう懸念はやっぱある[3]。じゃこれって、シミュ系のゲームだけであとは違うのか?っていうとそうじゃありまへん。例えば、格ゲー。これも同じです。後出しじゃんけんが有利なのは自明で、どっかに対策を後出しで仕込んであるんですよね、このジャンルも。つまり根源的な問題って格ゲーの場合もシミュレーションの場合も同じで、決まっている対策をこなしていけば、勝てちゃうゲームっていうことになる。モーコンだとAIのほうがずっと人間より強い[4]。一番わかりやすい例で示すと…ウメハラがブロッキングを正確にやれるのはもはや言うまでもなく神業、として有名ですが、COMにやらせたらジャスティンよりはずっとうまいはず。というかCOMですから、タイミングは百発百中で当たる。いずれ人間がAIに負ける運命にあるわけですね。

本来あるべきゲーム性はシミュレーションジャンルの下で再起できない…

格ゲーよりもより勝利条件状況が整理整頓されやすいジャンルだとなおのことです。そのうえでTD(タワーディフェンス)について考えてみましょう。TDはなおさら整理整頓されやすすぎるシステムを持ってます。想像するのも簡単すぎるほどです。どこにどのオブジェクトを置いた方が良いのか、というのはシステム最適化とか自動設計化のテーマになってて、回路の組合せ最適化の研究のごとくもう開拓されつくされはじめてるんすよ[5]。だから、TDはもうやる前から最強のやり方が決まってて、将棋・囲碁・格ゲー・そしてシミュレーションゲーム広範の比でないほど、最強の手が見つかりやすいんです。思うに回路を落とし込むのだって、今や半分ぐらいは人間の手を借りなくていいわけです。産業分野でさえそうなのにTDごときのシミュレーションゲームではなおのことそうっていうことね。

んで、何がおもろくないの?~ゲームという賭けに巡る本質

じゃあ何が困るのか?おもろくないのか?っていうとこれまた同じ問題に尽きる。最強の手がある程度想定出来ている段階で、最強の手に近づこうとするためのハードルも低めなことが明らか、また自然決定的に決定論の上すべてが決まっている、そんなゲームをあなたやりたいと思いますか?あたしはやりたくありません。だってつまんないじゃないっすかそんなゲームあったところで。はじめっから予知的に勝敗が決まってるんですよ。ゲームってのはね、ある程度の賭けのようなところがあって、インプットに対してアウトプットのイメージが固まらないからこそ、カネ賭ける意味があるエンターテインメントじゃないっすか。そんなものを覆してしまってなにがおもろいのか?ローグライトとかローグライクは一回っきりのヤリコミがあって、その最適化案に近づくまでに時間がかかるってだけのことでね。もちろん、TDにだけ言えることでもないんですけど、イメージによる先入観ついちゃうじゃない?シミューションって。だからつまらん。やってる意味ないし試行錯誤の果てに何があるんか?っていうことがもう決まっちゃってる。

あたしなりの結論

確実に儲ける条件の賭けがあったってそれってイカサマやん。たしかにすべてのTDがそうだとは言えないっす。例えば、ローグライト系・カードデッキ系のTDも最近出てきてるし。でもね、あたしの個人カンソーでありかつ結論でもあること、最後に言わせてください。

TD(タワーディフェンス)ゲームは九分九厘クソゲー…ってね!


※参考文献

[1] 盤上で探す「神の一手」 人間と人工知能が紡ぐ思考 (1/5 ページ) – ITmedia PC USER https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1603/16/news024.html (2022年7月29日アクセス)

[2] 『シヴィライゼーション VI』のプロチームが発足、e-Sports競技として展開へ【UPDATE】 | Game*Spark – 国内・海外ゲーム情報サイト https://www.gamespark.jp/article/2016/10/24/69455.html (2022年7月29日アクセス)

[3] 人気が去ったゲームのプロ選手たちのセカンドキャリア問題。彼らは今何をしているのか? 【韓国ゲーム業界、ちょっとした裏話】 – GAME Watch https://game.watch.impress.co.jp/docs/series/koreagame/1180500.html (2022年7月29日アクセス)

[4] 人工知能、今度は「格闘ゲーム」で人間を上回る | WIRED.jp https://wired.jp/2016/11/15/ai-play-mortal-kombat/ (2022年7月29日アクセス)

[5] 東芝が組み合わせ最適化専用回路を開発、超高速「0.2ミリ秒」で狙うあの用途 | 日経クロステック(xTECH) https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/03019/ (2022年7月29日アクセス)