VTuberはなぜゲーム実況をするのか? | ゲヲログ2.0

VTuberはなぜゲーム実況をするのか?



これねえ、いつも思うんですけど、VTuberにとってはゲームってとてもコンテンツにしやすいブツだと思うんよね。他の漫画・アニメといった人気コンテンツと違って、ゲームはinteractiveな要素を持つし、動的なコンテンツに相乗りできる。漫画・アニメと比べて企業側が配信を大きいスパンで許諾しているケースも多く、初期投資資金の面でもそれほどカネがかからん!そもそも、音楽系YouTuberも、ゲーム実況に乗り出す現状があるよね。同じ論理なんですよ。んだから、ゲームと音楽てのは新規参入の壁が広く、コンテンツになりやすい。他にも色々と理由はありそうですが、一番の理由は【他にやれることがない】ってことだと思うんですよね。では、それはなぜか?

芸能人含めて、YouTuberが参入超過になってるってのはよく指摘されることですよね。んで、彼ら彼女らは独自のコンテンツを構築しようとして、いろいろと工夫する。つまり、イノベーションを起こそうとするんですよね。でもね、VTuberもといそもそもYouTuberってのの長期的な利潤は、当然新規参入が続き、事業者が多くなればなるほど、低減していく。その結果、資金投入も減衰していき、生み出そうとするイノベートコンテンツは、イノベーションを標榜しているのにもかかわらず、同じアイデアに沿ったもの、つまり、似たようなものに近くなっていくわけよ。新しいコンテンツを目指す!といっても、参入超過なので、新しいアイデアってのは限られてくる。動画といっても、動作作成者がやれることってのはかなり限られているんだよね。これはなにもYouTubeだけではなく、あらゆる市場で同じことです。みんな考えることってのは一般的な法則に基づいて似ている面があるんだよね。

実はこの問題に関する解決策は幾らかあると思う(てかもうあって誰かが実践してる)。それが、イノベーションの壁を乗り越えて、自分のオリジナリティコンテンツを目指すってことです。ですが、それらを新規のコンテンツとするには、実はその手のプロである必要がある。相当量の知識が必要とされるんだよね。編集技術は当然もちろんのこと、分野によっては学術的知識、あと、高い汎用性と応用力が自らのコンテンツ作成にとって必須なものになってくる。もちろん、音楽なんかは当然そうだし、自然科学系とか数学系、あるいはスポーツ系とかいろいろと分野はあっても、ゲームほど汎用性ある、稼ぐための敷居の低いコンテンツってのはそうそうないんですよね。実例だと、ホモサピとかしがない数学徒とかかなぁ。どっちも専門性があるよね。

その一方で、新しいアイデアも並行してあると思うんですよ。昔YouTuberやってた遠藤とか今リアタイでやってくれてるしろこりGamesとかがそう。遠藤はなぜ永久BAN喰らったのか分からんほどのいい〈無編集コンテンツ〉という特性を持つコンテンツ多く作ってたし(もちろん悪いコンテンツもあったような気はしますがw)、しろこりGamesなんかは同じようなコンテンツが犇めくVTuberゲーム実況系のチャンネルでもメジャーゲームにはまったく焦点を当てずインディーゲーム専門としているしで、工夫の仕方も重要だとは思う。そういうわけで、VtuberもといYouTuberってのは、大体似ている法則を持つと思う。


まとめ

①YouTubeにおいてゲーム配信/ゲーム実況は敷居が低くコンテンツになりやすい.

②動画作成の面でイノベーションをいくら起こそうとしてもアイデアは似通ってしまう.

③それでも専門性や着眼点の側面から新しいコンテンツアイデアは存在し実践もされている.


まぁまとめるとこんな感じでしょうか。