ビデオゲームで見るロボット兵器を現実のそれと比較して誰でも理解できるような平易なレベルで解説する | ページ 5 | ゲヲログ2.0

ビデオゲームで見るロボット兵器を現実のそれと比較して誰でも理解できるような平易なレベルで解説する



では、BMI(Brain Machine Interface)のような技術がロボット兵器といえないかというとその定義の範疇にもよると思います。最後は「Cyberpunk 2077」の世界から。

これね、一番簡単に言うと、筋電義手とかよばれる技術ですね。いわば機械式の義手です。動きを脳波でトレースするやつ。脳と体つっても、支配してるのは電気信号ですから、それを読み取って、同じ動きを機械式の義手にさせればいいわけです(めっさ簡単に言うと)。これを拡張して人体の構造をいじったりするともはやロボティクスの領域に入っていくわけだよね。AI使って修正していくってことも研究のトレンドだと思います。

ただ、本作「Cyberpunk 2077」で描かれたようにサイバーサイコ化する(サイバーサイコシス)というリスクはありそうです。アニメのエッジランナーズではメインテーマのうちのひとつでしたよね。やっぱ、いいことづくめじゃないんですよね、この分野も。例えば、そもそもBMIは軍事転用が当然可能。あと、人体に対するリスクがゲーム・アニメで描かれたように、いまだに不明なところが多い。義眼だって機械式に作れますし、応用系(BCM:Brain Computer Interfaceなど)は幾らでも考えられる。機械式臓器とかね。警鐘を鳴らす医師も多くいるようです。


まとめてみるとわかるけど、この分野って軍産学の複合体の成果なんだよね。軍事がイノベーションにもたらした影響はでかいんだなぁと思うし、ロボット兵器つっても広義の古典的なブツも含めて考えるとそうとう範疇が広い。ナチスに始まるミサイルだって古典的なロボット兵器の一種ともいえそうですし…

人類は/(^o^)\の領域へ足を踏み出したのかもしれんね。

<糸冬>