今から15年前の記事で池田信夫が自身のブログの記事で述べていることと関連するけんども、mp3検索も当時ほどスキャンダラスな話題を帯びることがなくなってきたといっていいと個人的には思う(関連リンク:池田信夫 blog)。実質、聞きたい音楽のフレーズで検索することのできるエンジンがネットで公開されるし、Googleや各種テック企業は自前のクラウドネットワークとAIという別次元からこの分野を攻めたててきた。
例えば、Googleの各種スピーカ機能を用いれば、ふと流れた曲名を知りたいとき、流れているメロディー・口ずさんだメロディーを元に、AIがその曲の名称判断を機械学習的に割り振るっていうサービスが実現してる。そしてこれはなにもGoogleのみの技術でない。AppleやSoundHoundのアプリでも同じ機能が実現してるんだ。
確かに法的に解釈すると、これは非常に難しい論議になるだろう。というのも、こうした構造主義的なサービスのメカニズムは、誰が権利者で誰が侵害者であり、どこがどの程度法的に問題なのか?ということを巡って非常に難しい法的な判断が必要とされるから。そして”広義のmp3検索”の真価は、当時の池田が述べるほどポテンシャルを持ったか・また発揮しているかどうかは実際不透明なところだろう。だが、事実、役立つツールとしてこれらの機能を活用することが可能な時代になっている。
次のページでその実例を挙げよう。