TBSのコンテンツに興味があるかっていうと、ぶっちゃけ個人的にはないんだよね。あたしが見てきたTBSの現番組の中で独自色が出てて良い線行ってるのは井上さんとホランさんが番組の顔・主になって構成されてる「Nスタ」と松原さんの海外報道(「報道1930」の海外特集)ぐらいだし、あとはなんちゃら朝の番組みたいな偏向してるものばかり作ってるっていう印象しかない(ちなみにあたしは現自民政権のことも好きではないし、今後与党に投票もしませぬ)。たまにいいこと言うな―っていうひとはちらほらいうし、左よりのかたでもそれなりまともなかたはいる。まぁ政治的な問題だからここはいい…
んで、これを別問題、として割り切って考えても、果たしてこれまでの歴史の中でTBSに”コンテンツ力”とかいうものがあった?っていう疑問がある。「SASUKE」ぐらいじゃね?集英社には少なくともゲームに繋がるものが多くあったと思うよ、小さくてもまだね。でもTBSというテレビ局に、広範なコンテンツ・特にゲームに繋がるコンテンツを包含するようなもんがいまだかつてあったか?っていう。正直ないと思うんですよ。そんな会社がゲーム事業に参入するっていうニュース見てびっくりした。TBSはこう息高々に語る。
・TBSは最大の武器であるコンテンツ力を活かしゲーム事業に参入する.
・TBSはテレビ番組を作るだけの会社ではなく”体験”を作る会社である.
・お客様に最適な形で”心揺さぶるゲーム体験”を届けたい.
・心や生活を豊かにするためのオリジナルIP創造を目指す.
TBS GAMES|TBSテレビより要約・引用.
まず、この文章には矛盾がある。それは、間違いなく、TBSは”テレビ番組を作る会社だった”ってことだよ。”体験”なんてこれまで作ってないでしょう。誰か社員さんが視聴者に”体験”作ってきたのかな?それってVRのことを言っているのだろうか?なんのことを言ってるんだ?具体的にテレビ番組以外の”体験”を作ってきた例を挙げてほしい。あと、”最大の武器”とやらがコンテンツだって?なんか疑問符が付くよね。それがあったとして、ゲームに繋がる因果や相関の関係性をこれまでにTBSが作ってきたのかな?なんかゲーム流行ってるし、波に乗ってくか!ぐらいの内心しか感じない。
さらに”心揺さぶるゲーム体験”っていったいなんだろう。少なくとも、TBSのこのTBS GAMESとかいうサイトは一ページで完結してるスムーズスクロールの単ページに過ぎず、末尾に”作ってきたコンテンツ”とやらの事例が並んでいるだけ。このうち、マジのゲーマの中で評価できるのは「風雲!たけし城」ぐらいで、あとはどれもなんか散乱してるなーっていうのがすごく多い。はたやこれらの実績を誇示して言うのが、”心や生活を豊かにするIPの創出”だってさ。どういうIPなんでしょうね果たして。具体的に説明する義務が生じてるんじゃないですかね?TBSには。一番問題なのは【このぐらいの小学生程度の疑問に答えてるページがこのTBS GAMESとかいうウェブサイトにはまったくない】ってことです。それに尽きます。
もちろん、TBSなりに良いところもいっぱいあると思うけどね。
ゲームは作れないと思うよJK。