PlayStation®初のリモートプレイ専用機「PlayStation Portal リモートプレーヤー」が年内に29,980円(税込)で発売! https://t.co/pKbZ3FMsia
— 文野純 (@metta2tubuyak71) August 23, 2023
西野秀明(SIEシニアバイスプレジデント)がPlayStation.Blogにて、”PSシリーズ初のリモートプレイ専用機”である「PlayStationPortal リモートプレーヤー」を2023年内に発売することを明らかにした。価格29980円(199$帯)。SIEのハードウェアプロジェクト(ProjectQ)の成果がお披露目された形だ。PS5以来のSIEによる新しいハードウェア、ということになる。SIEは今年5月にこのリモートプレイ専用機の発売をケテーイしていることを明らかにしていた。
なによりも肝心なのは、本機がリモートプレイ専用機であるということだ。つまり単独でスタンドアローンで使えるものではない、ということには最大限留意されたい。あたしもふと見た限り誤解してしまっていたが、本機はあくまで”リモートプレイ専用機”であり、家にPS5がないと使えないブツである。あくまでPS5から発信された信号を基に、他の場所でその信号を受け取ってリモートプレイするための専用機である。勘違いしないでほしいが、この「PlayStationPortal リモートプレーヤー」を買っただけで、PS環境のゲームプレイが可能になるわけではない。しつこく繰り返すが、あくまでリモートプレイヤーなので、本機があれば『PSPといったこれまで発売されてきたSONY製携帯型ゲーム機のようにゲームプレイができる!』と勘違いして買うことのないように。
価格が抑えめであることは魅力的だが、はっきり言って、本機のポテンシャルは不透明と言わざるを得ない。例えば、PS VR2のゲーム・PS Plusプレミアムサービスのクラウドストリーミングゲームプレイには対応していないということが明らかになってて、本機がリモートプレイ専用機である以外にも”幾多ものルール”を曲解され消費者に買われるパターンは少なくないように思う。同時に発表されているオプション(「PULSE Elite ワイヤレスヘッドセット」&「PULSE Explore ワイヤレスイヤホン」)も買うと、新品新型Switchと変わらない値段…それを超す値段でもある。
また、『これ買うならSteam Deck買った方が良くね?』っていうJKな意見も当然のようにごく自然と出てくるだろう。もちろん、SwitchとSteam Deckはスタンドアローンのゲーム機であり、共に携帯もできるわけだからね(無論Switchは携帯モードが使える)。近日中にプレオーダー開始、とのことだが、これ買う意味あんのか?というのがあたしの率直なカンソーである。ごめん、言わせてもらう。
なんかSIE勘違いしてね?