【連載:ローグライト探訪記】「Flame Keeper」~灯の護り手 | ゲヲログ2.0

【連載:ローグライト探訪記】「Flame Keeper」~灯の護り手



「Flame Keeper」はローグライトアクションに属するゲーム。フツーに面白い。

ゲーム概要

このゲームを一言で表すとしたら『灯(火の残量)の護り手』ですね。プレイヤーは火の玉を模したキャラクターになって、プラットフォーム上に作られたエリアをクリアしていく。火の残量がHPになっていて、このHPと引き換えにステージを構成する様々なアクションギミックを引き出すことができる。このリソース管理の概念をゲームプレイに積極的に持ち込んだのが功を奏し、かなりの良ゲーになっている。

ゲームシステム

火の残量はステージを進めるためのオブジェクトを集めるためにも使う。そして、そのオブジェクトを集めた先にある、最終的なポータルに点火するのにも使う。ポータルに点火するとそのステージエリアはクリアになる。というわけで次のステージに移行する。これが基本のスキームになる。スタミナの要素もあって、これを使うと、ステージ上にある障害物であるウェブ(蜘蛛の糸)を突き破ることにも使えるダッシュができる。ステージ上には芋虫や蜘蛛のような形の敵がいて、攻撃を食らうとHP=火の残量も減る。プラットフォーマ的に構成されたステージから落ちても火の残量が大幅に減る,,,というように、結果的にHP=火の残量とステージギミックやクリアスキームとを結び付けているのがこのゲームの特徴。ダイレクトに、HPのリソース管理をゲームの真正面に持ってきたのが功を奏して絶妙なゲームバランスになっている。

ローグライト要素

やられても終わりじゃない。何度でも(最初から)繰り返せる。に戻れば、スキルなどを習得出来て、その分周回プレイが簡単になる。この辺りはローグライトの要素をうまく定石でもってして踏襲できている。スキルと一概に言ってもゲーム進行を楽にする村システムの要素は多種多様。ステージ中でトーテム(?)を積極的にとってはめていくステージギミックなどの案件をクリアする。それは、それらの村に戻った際のサイクル強化要素をさらに効率よく回していくことに繋がる。敵を蹴散らしステージをひとつひとつクリアしていくと、最終的にボスにたどり着くみたいなんで、倒せ。

ボンファイア・プラットフォーマ

このゲームね。まさにプラットフォーマ系のゲームになってんですよ。というのもいくつかポイントがあってね…例えば、ステージが定型系プラットフォーム状にプロシージャル生成される点。けっこうパターンにはまってて、3Dプラットフォームのゲームに近い。だからローグライトでもかなりの異色さを持っていると思うんだ。例えばにチャージすると火の回復量が出てきたり、相手をコンボで倒すとそれが出てきたりする。本拠地のシステム=村のシステムにおいても無駄を最大限そぎ落としていて、あくまでリソース管理=HP残量管理に徹底して主題を置いている。それゆえゲームの完成度的に既に収束している雰囲気が漂っていて、EA販売中の現段階でも十分完成系に近いといえるのが一番のミソだと思う。


これはローグライトが好きならば隙間時間に楽しんでもいいし、本格的にスピードアタックしてみてもいい。これで¥1000割っているならば、間違いなく買いのタイトルです。少ない表現量でも最大限の成果が挙がるっていうことを証明できています。買えッ!