2024年夏「劇場版 モノノ怪」公開へ | ゲヲログ2.0

2024年夏「劇場版 モノノ怪」公開へ



フジTVの深夜帯アニメ放送枠ノイタミナで好評を博したアニメ「モノノ怪」が劇場版になって帰ってくる。2024年の夏に全国ロードショー予定の「劇場版 モノノ怪」のことだ。原案「モノノ怪」は歴代のノイタミナ枠アニメの中でも屈指の人気を誇るジャパニーズ・ホラーアニメ。2007年夏に放映された12話・5エピ(座敷童子/海坊主/のっぺらぼう/鵺/化猫)から構成されるオムニバスアニメである。

物語の舞台となるのは江戸の世。薬売りと呼ばれる正体不明の主人公が、人の怨念にあやかしが憑依してなりたつモノノ怪と戦う様子を描く。薬売りは、退魔の剣というモノノ怪を斬ることのできる武器を手にとり、モノノ怪の出自(モノノ怪を斬るためには、その出自を明らかにする必要がある)を探りながら、討伐に挑んでいく。モノノ怪の出自を構成する三要素(形・真・理の三つ)を判明させるために、いわば江戸の世の探偵となり情報を収集していくのだ。言うなれば特異なミステリー&ホラーアニメ、とでもいうところか。

監督は原案アニメと変わらず中村健治が担当。一方で制作はツインエンジンが主体となり、薬売りCVには神谷浩史が新たに抜擢された(当初、2023年公開予定でそれに向けてクラファンも順調に実施されていたが、問題を経て延期された結果2024年にまで順延された)。以前、ゲヲログでも述べたようにツインエンジンはこの手の日本風のアニメーションに強みを持つスタジオ。もとより原案に散見されるようなテクスチャの技術・そのグラフィカルな特性は芸術的だとして高く評価されている。音楽はゲーム音楽やアニメ音楽の世界でも著名な岩崎琢が担当することとなっている。