前回はVTuberのライブがどのようにストリーミングされているか?を解説しましたが、その3Dホログラムの原理についてはまったく言及しませんでした。そこで今回はその原理についてちょっと突っ込んで話をしましょう。もちろん前回した解説の通り、この類のライブは基本的に別な収録場所からネット経由でモーションキャプチャーと顔認識投影という技術で実現されている…ということはお判りいただけたと思います。今回詳しく解説するのは、この原理の部分ですね。
というのも、我々がVTuberのライブに参加したとしましょう。一昔前まではディスプレイに対象が投影されるぐらいの2Dライブ、といって言葉の誤解のなく良かったものが、今や、3Dホログラムによる3Dライブになってますよね。まぁ、これが俗にいう裸眼立体投影というやつです(正確に言うとホログラムと立体映像はまったく違うものだそうですが…便宜上同義として扱ってます☆)。
※正確に言うと違う…というのはホログラム=立体映像ではないということみたいです。つまり、ホログラム≠立体映像ということです。というのも、ホログラムというのは技術そのもののことを総称して言っているので、立体映像と同義ではなく、あくまで立体映像というとその映像部分のみのことを言っているようです。以下の引用文がとても参考になります。
3Dホログラムを知る上で注意したいのは、「3Dホログラム=立体映像」ではないという点です。3Dホログラムは、ホログラフィ技術を用いて3D映像を投影する技術そのものを指します。また、映像の記録方法に関する技術も含まれるのが特徴です。光の振幅や光の波長、光の位相を記録・再生することで、立体映像の投影を可能にしています。最近は、さまざまな3Dホログラムが出てきているものの、正確な定義とは違うものも多いのが事実です。後ほどご紹介しますが、3Dホログラムとよく似た「疑似ホログラム」と呼ばれる映像技術もあるため知っておきましょう。
んで、ライブについてですが、今主流の3Dライブってのはこのホログラムのことを指しているようで、つまり、裸眼立体視を駆使したアルゴリズムのことを言っているわけですね。最近の光学技術の進歩に伴い、2Dライブ、つまり、ディスプレイに投影されるだけのライブはぶっちゃけ時代遅れになっていて、3Dライブが主流になっている、ということは皆さん、なんとなくですが感じているところだと思います。
例を挙げながら解説しましょう。