伝統的ローグライクゲーム「Cogmind」を非ネイティブにもオヌヌメする三つの理由 | ゲヲログ2.0

伝統的ローグライクゲーム「Cogmind」を非ネイティブにもオヌヌメする三つの理由



伝統的ローグライクっていうとねぇ、我々がやれるゲームは限られてくるんですよねぇ。神作は多いんですよ?もちろん。このタグは古くからあるローグライクゲーに割り振られているゲームタグでありまして、古き良き時代のローグライク・コッテコテのローグライク、ということを示していてでしてねぇ…ローグライトとかじゃあないんですよ。では、なぜそんな古株のゲームがプレイしにくいのか?理由は単純です。それは、日本語対応してるゲームが少ない!ということですよ。やっててもシステムわからんじゃあないですか!あたしもけっこう伝統的ローグライクのタイトルは買ってきたけど、そのうちの多くが明らかに神ゲーではあるんですよ?もちろん。でも、やっぱ英語の壁が高けえんよ…

そういう中でオヌヌメしたいのが「Cogmind」です。これね、「ADOM」とか「Caves of Qud」とかひっくるめて、海外伝統的ローグライクゲー三傑のうちの一角になっているゲームなんですよ。完成度とかバランスとかが称賛されているジャンルなんですが、このゲームもそれに属するブツです。では、日本語対応されていない「Cogmind」を非ネイティブなあたしがなぜオヌヌメするのか?理由は3つ考えられると思うんですが、ちょっと細かいところを追っていってみましょう。


①英語で書かれているものの理解できない範囲にはない

これね、良いところなんですよ。というのもゲームは英語で書かれているし、現状日本語化MODがないわけです。つまり邦語化環境でプレイすることは不可能。けれども、絶望する必要はないっす。もちろん、その結果、英語でプレイする以外ないんですけど、プレイに当たって高度な英語はあまり必要ない。敷居が低いんですよ、プレイの前提となる。簡単な動詞やわかりやすい固有名詞とかぐらいしかない。だから日本人でも容易にプレイ可能。

②長文英語のダイアログ・ストーリーの類で攻めていない

ふつー伝統的ローグライクっていうと、長文英語で書かれがちな世界観があってこそ、というものですが、このゲーム「Cogmind」はその点をうまくオブラートに包めているっていうのもあるよね。ゲームの世界観がSFで、しかもAA(アスキーアート)のような表現でデザインがされているため、直観的なゲームデザインにさえ理解が示せればプレイ可能。英語長文の表現で攻めているわけじゃあないんですよね。だから日本人でもプレイ可能な範囲の敷居に落ち着いている。

③日本語マニュアルが豊富に執筆されていて誰もが読める

先達の日本人が書いてくれたプレイマニュアルがあります。なんとオフィシャルのものを全て邦語化したプレイヤーもいて、これさえ読めば、比較的容易に「Cogmind」は全面的にプレイできます。ゲームシステムもどっちかっていうとスラッシュしていくタイプのゲーム、あるいはステルススラッシュっていう感じのゲームなんで、攻撃主体でプレイが可能なんですね。もちろんハクスラなのか?っていうと言いすぎですがね。微妙にテクニカルな面があったり、武器装備類の知識が必要なぐらいで、あとは攻撃か潜入か、というところなゲームなんです。単純なゲームプレイ、だけども奥深いという良いところを突いてるローグライクなんすよ。


というわけで、自分も伝統的ローグライクは幾つもプレイしてきた。まず、「ADOM」「Wayward」「Jupiter Hell」「Caves of Qud」「Tangledeep」「Echoes」「Sword of the Stars: The Pit 2」「Zorbus」「MidBoss」(直近のプレイ履歴順)…いくら散財してんだよwという感じですがね。でもね、このうち確かに日本語でプレイできるタイトルがないかっていうとないわけじゃあない。「Tangledeep」「Echoes」なんぞは日本語でプレイが可能、頑張れば「Wayward」も日本語プレイが可能です。でもさ、コッテコテの海外傑作とされるものを楽しみたいわけじゃあないですか。そういう意味では、やはり「ADOM」「Caves of Qud」あたりをしっかりプレイしたい。でも英語の壁でかい。

というわけで、プレイが比較的容易でかつやってて奥深さを感じられるゲーム、んで、求められる英語の壁の高くないゲーム、しかもSteamでプレイ可能で本格的な伝統的ローグライクゲームっていうと、「Cogmind」が筆頭に上がってくる気がします。この際、みなさん「Cogmind」をプレイしてみてはどうでしょか。英語がネイティブレベルで出来れば、どのゲームもクッキリとした輪郭で楽しめるんだがなぁ…