あります。特に後半に。例えば、体験論として自分の頭で考えてゲームをやるという経験が筆者のビジネスに役立っているという点は率直に素晴らしいです。自分の体験として役に立っている、というプロセスを明確に、具体的に提起している。それがカードゲーのいいところというとこ。そして、さらに良い点もあります。最後尾にしっかりと書籍の要約をまとめている点です。書籍としての全体の構成を見たとき、この後尾の部分は良く出来ている工夫の仕方っす。いわば、ゲーミフィケーションという試みの中、社会とゲームとを結びつけるものとして本書を提示している自体の部分は、筆者の行動力にただただ感服するとこです。むしろ、この際、自分のPRみたいな視点・いっそのこと自分の一般的なものの見方とは異なっているというすごい人生を振り返ったダイナミックな観点に立った本を特化して書いた方が良かったんじゃないのかな?(別書で出してて、俺が見逃しているだけなのかもしれんが…)と思わされました。行動力・実行力の点ではかなわないですから、この点を評価しないわけにはいかない。ガチで、素晴らしい行動力・実行力です。
良い点も無論ある。ただ、残念ながら悪い点が目立ってしまっている…というの俺の評価。もちろん、筆者が出版しているのはこの本だけでなさそうなので、別書も当たってみたいと思います。