たしかにスプセルは凄まじいゲームです。主人公サム・フィッシャーをはじめとする特殊部隊員たちが暗躍するリアリズム轟く現代的かつ魅力的なストーリプロット・”MGSを意識した”とはいえどもありがちな単なるコピペでは済まないゲームプレイ性・当時としては革新的なグラフィックス性がかもしだすタクティカルリアルのピリリした空気感…どれをとっても一級品ですね。最近になって、UBIが本腰を入れて本作をリバイバルするとのことが明らかになったので、ちょいとこの辺りまとめて書いてみるか!
お題「スプセルIPはなぜ名作と言われるのか?」
てか日本人の作るゲームってホントの意味では現代的じゃないんだよねっていう。今というポストモダンの時代にあってないのよ。FFとかドラクエ、ああいうのは作るの比較的得意だったけど、両方ともストーリ主体じゃなくなってるじゃない?特にFFはMMORPGになったし、ドラクエも今やオンライン系に属してる。この手のゲーム作らすと、日本人ってどーしても中二病っぽいゲームになっちゃうのよ。MGSでさえ若干良い意味での中二病入ってるじゃない?これって合点がいくところで、欧米はもともとSFの根源も含めて、ストーリのネタに困ってないんだよね、特にゲーム向けに展開するストーリについては数・量・質どれとってもともにすごいものがある。日本人はMANGAとかANIMEっていうどっちかっていうとまぁ、子供さん向けwっていう文化があって、ソッチ系では得意なんだけど…というわけで、スプセルも洋ゲーの傑作たちの例にもれず脚本とかひっじょうに優れてんのよ。もう中二病が一切合切入ってこないそういう硬派すぎるほど硬派なストーリ性があってリアリズムの極地に至ってる、いわばある種もう悟りのゲームなんだよね。完成されたゲームで、穴がないんですよ。ここがまず凄い。もちろん在りし日のトム・クランシーの敏腕さもあったと思うよ。