「ファミ通」(2022年8月18・25日合併号)で”TYPE-MOONのふたり”が「FGO」7周年インタビューに答えている。速報レビュー的な意味合いの強いインタビューで、その前半はほぼほぼマネジメントがらみの内容になっているが、後半半分は「FGO」本編の実装要素にまつわる小話のような内容となっている。このうち前半部、つまりTYPE-MOONとしてはどう動いたか?ということに関してまとめてみると以下のようになる。
・奈須は「FGO」関連業務で忙殺される一年間だった.
・2月末から3月初頭にかけ「エルデンリング」休暇(笑)はもらった.
・「月姫」関連業務もあったので”燃え尽きた一年間だった”というのは武内も同じ.
・ラセングル移管によって開発体制を見直し組織の効率化を図った.
・特に構造的問題(マンパワーの局在化)をラセングル移管によって解決した.
・「FGO」改変の一環として実装されたNPCに注目が浴びるのはうれしい.
言及されている流動性の面について。奈須・武内としては、「FGO」関連の売り上げが巨大なので…という論理はTwitter上でもある程度話題になっている(もともとの記事はゲヲログ2.0によるもので”ノーツはなぜ有限会社のままか?”という題で書かれたものに付いたTweetが発端)。
武内社長は会社の規模を大きくするつもりもないっぽいですしfate関連の売上も高いので有限会社のままでも困らないんでしょうね。
— R.I.P (@TINAMINIL4) October 25, 2021
問題なのはラセングル移管のところあたりだろうか。周知のとおり、「FGO」の運営はディライトワークスからラセングルに移管している。根本的な問題は開発実装体制に負荷がかかりすぎている、ということだった。これについては元カプコン小野Pの動きも含め、ゲヲログ2.0の記事が非常に詳しい。