【連載:ローグライト探訪記】デッキ構築型ゲームに新たなダイナミズムをもたらした傑作「Vault of the Void」 | ページ 2 | ゲヲログ2.0

【連載:ローグライト探訪記】デッキ構築型ゲームに新たなダイナミズムをもたらした傑作「Vault of the Void」



じゃあ、それどうやって解決してんだよw

だが、いつしか「StS」から始まった目の輝きを取り戻す日々がようやっと来た!それもそのはず、そういった高級なタイトルが新しく出たので…まずは感触をつかんでほしいんでそのゲームトレイラーを貼っておく。

その名も「Vault of the Void」というものだ(ちな、燻丸氏を中心として、邦語化対応まで最近されたので頼むからJapaneseは買ってくれ)。LayerQ氏が動画内で言うように、このタイトルは「StS」に影響を受けながらも、カードゲーの戦略的ダイナミズムを動的にゲームプレイヤー自身にもたらしており、運頼みではないという点でかなり革新的なデッキ構築型ローグライトであるといえる。

まず、『脅威』システムから知ってほしい。これは相手の攻撃は相手がカード式に攻撃の選択肢を切ってから、1ターン遅れて攻撃実態が発生するという特殊ルールのことである。これは、このゲームの鉄則になっている。対してこちらの能力はカード上に記載されているとおりに発揮される。カードは発揮するのにエナジーが必要となる。エナジー上限があるうえ、手元のデッキをパージすることで、エナジーをワンタイム回復させることができる。

つまり、上限がありつつもそのオペレーションを怠らず、実力のカード割り振りを考えさせる、いわば、”オフライン版”かつ”ハースストーン型”のデッキ構築型ローグライトである、といえる。つまり、カードデッキを構築しながら、デッキの巡りだけではなく、その展開に可塑性をもたらした点こそが、このゲームの神髄である、といえる(手札をすべてをメインターンで使い切る必要はなく、次のターンへカードを持ち越してもよい)。

ぶっちゃけルールはほぼこれだけで(あとは追加の能力が発揮できたりジョブなどのシステムがあったり細々としているところはあるものの…)、デッキの構築方法論が付随することと、および、マップの進め方に特徴性があることが、大まかな特色となっている。限定的なテーブルトップの中にシンプルかつ独特なシステムを盛りこんだことで、ゲーム展開がダイナミックになっていて、従来のローグライトデッキ構築ゲームという種別にガッチリ当てはまらないエンターテインメント性を持っているという点で、本タイトルは他のタイトルの追随を許していないのでし。

う~ん…よくわかんねぇなぁ…

そういうかたは、日本人向けのガイドをみて、上述のLayerQ氏による動画も見て、ルールを大まかに理解したら、実際買ってプレイしてみてほしい。特に「StS」以降、同ジャンルのゲームが同じようなものばかりで、フォロー作ばっかでもう飽き飽きしてきた!っていうかたには太鼓判を持ってお勧めできるタイトルになっている。チュートリアルもかなり充実しているので、ジャンルにこだわらない新規のかたにもオヌヌメできるで。


(; ・`д・´)<お財布にもやさしめの値段設定だがし。