【連載:ローグライト探訪記】「Mahokenshi」~へクススタイルのターン制戦術系ローグライトカードゲーム | ゲヲログ2.0

【連載:ローグライト探訪記】「Mahokenshi」~へクススタイルのターン制戦術系ローグライトカードゲーム



特殊なローグライトカードゲー「Mahokenshi」のリリースが2023/1/25に迫ってきている。4Gamer.net(2022/8/26の記事)・AUTOMATON(2022/12/1の記事)・ゲムスパ(2022/12/1の記事)が既に報じている。開発はフランスのデヴェロッパGame Source Studioが担当し、パブリッシングにはインディーゲーの世界で良く見聞きするオランダのIceberg Interactiveが就いている。マルチランゲージ対応で、日本語にも対応する見込み。刀と魔法の能力を持ったデッキを構築・それらを駆使して、島々からその腐敗の源となっている敵を倒すことが、ゲームの目的となるらしい。『刀』と『魔法』だからこそ、タイトルは『魔法剣士』(のローマ字表記)というわけだ。なぜ、日本語ローマ字表記なのか?は謎だけど…ひょっとして、作っているのがフランスの知日本派のかただからかもしれない。

「Mahokenshi」は、へクススタイル(六角形の升目移動方式)の形をとったターン制の戦術系ローグライトカードゲー。同作のSteamページによると、用意された種々の主人公のセレクションにより、様々なプレイスタイルをとることができるよう設計されているという。プレイアブルキャラクターはアヤカ・カイト・ソータ・ミサキの4人。へクスで構成されたマップもプロシージャル生成のアルゴリズムを採用していて、プレイする度に主戦場の様子が一変する。魔法・攻撃・防御それらの能力を発揮でき、デッキに組み込むことのできるカードは200を超える数が用意されていて、どれも丁寧に描かれた美麗なイラストで彩られている。これ描くのにめっちゃ手間とカネかかっただろうな…って思うぐらい。

ここからは、個人的な考え方。へクススタイル、というとぶっちゃけあんまいい印象を持たない。ゴリゴリでゲームデザインが荒々しかったり、あるいはグラフィックス周りがぶっ飛んでいるファンタジックなものが多かったりと、civ以外で『コレ傑作ネ!』と言われるようなタイトルはあまり多く挙げられないと、あたし自身は思ってる。なかなか切り開くのが難しい分野なだけに、正直へクス、というだけでネガティブな印象を持っているが、ローグライト・カードゲーという特色あるコンビネーションを持つ本作が、新しい海を開拓してくれることを強く期待したいと思ってるヨ。