久々にやってて驚いた。「Farlight 84」のアプデのハナシ。
まずね、最重要項目・全キャラクター共通だった、ジェットが標準能力ではなくなっていた点だね。これには弊害もあれば、良い点もあると思う。だけれども、良い点は従来からのファンにはあまり感じられないようになってると思うんだ。アプデ前はどのキャラクターでもジェット移動ができて高機動能力が標準搭載されてるキャラがデフォルトだった。これによって、キャラどれでも立ち回り次第で、かなり絶妙な匙加減で逆転劇を演じることができるゲームだったんだよね、このゲームは。それがアプデでできなくなっている…と評するネガティブな声はやはり大きい。運営はこれも加味したうえ、あえて、アプデでジェット共有アクションを削除したのだろうけど、仲間の助け合い・立ち回り上の助け合いがより重要になることを望んだんだろうね。どっちかっていうと仲間でワイワイカバーリングしあうマッチの要素がでかくなっている。意外な位置取りもできなくなってるし、弊害のほうがでかい、とする声は大概納得のいくところ。あえて、Aim寄りのFPS/TPSハイブリッドゲームの要素をでかくしたかったんだろうなぁ…
例を挙げよう。例えば、サイファーなんかはジェットができなくなってるね(能力から完全削除されてる)。その代わりに索敵とテレポートの能力がついて回ってる感じかな。この索敵とテレポートの能力で機動力をカバーして、立ち回るって感じに仕上がったね。その一方、キャプテンなんかは垂直ダッシュが出来なくなってる(横ダッシュはできる)。機動力はあって、アプデの影響をあまり受けないキャラになってると思うよ(相変わらず凍結能力は至近距離で強い)。…このように、どっちかっていうと安定性とAIM主体の競技性にゲームの設計センスを割り振ったっていう感じなんだな。個々のキャラが均一化させた結果、個性がなくなっているという声があるようだね。マギーは依然として高機動キャラであり続けているから、差別化を図った結果、均一化している…そういう見方もできるはずだ。いずれにしたってヒーロアクションの要素は減ったね(依然としてそのヒーロものの要素は堅実だとあたしは評価してるけどね)。
競技性を重要視して、キャラのぶっ飛んだ個性をあえて消したんだよね。アプデがそういう傾向のものだったそれがゆえに、安定志向のゲームになったと思う。これを進化ととるか・退化ととるかはとても微妙なところだろうな、とはあたしは思う。キャラの個性がよく出る機動力+固有能力をとるか?(進化)・あるいはキャラの機動力を消した結果、固有能力に至るまでの道筋を削り取るか?(ある種の退化)これをどっちか取れというわけだから、こいつは運営も相当悩んだ結果出したアプデのバージョンだったんじゃないかなとあたしは推測するね。このゲームは外来安定志向ではなくて、キャラ個々の個性が色濃くでるタイプのゲームを目指していた、と思う人にとっては、魅力が半減したといっても過言じゃないだろう。間違いなく、個人個人のキャラがそういうデザインのあるタイプのゲームだったしな。ネガティブな意見もよくわかる。それでもBFやCoD寄りのゲームじゃなくて、ヒーロアクションもののゲームだから、依然として個性的なゲームであり続けている、とはあたし自身思うよ。そう感じる人にとっては未だに貴重なバトロワ3Dシューティングだから、魅力はそれほど、損じていないということも事実な気はする。
アプデを良しとしてとるか・あるいは悪しきととるか?判断するのに、難しい局面にあると思うな。