ゲーミフィケーションカオスマップ編集委員会の片山智弘さん(株式会社セガXD取締役執行役員CSO)がビジネス+ITにて記事「【徹底解説】ゲーミフィケーションカオスマップ、3つの視点で読み解く潮流とは?」を執筆している。これはPR TIMESが伝えるようにセガXD社が昨年末月に公開したものの解説記事となっているようだ。カオスマップ公開の意図とは何だろうか?そこからゲーミフィケーションを主業とするセガXD社の方針が垣間見えるとあたしは考えた。
カオスマップは216のゲーミフィケーション事業者を14の種別に分類し掲載しているものだ。恐らく同社が国内のゲーミフィケーションメーカに対して論理の整理を行い事業の整合性を簡単にとるために必要だと意図して判断したから作られたのだと思われる。セガXDのHPにおける上述のリンクによれば3つの大分類の下に総計14の分類が為されているということらしい。それを今一度確認してみよう。
そのソースによるとまず「BtoBソリューション」の下に「体験型研修」「専門知識型研修」「コミュニケーション/自己啓発」「業務支援/ゲーミフィケーションツール」があり「BtoB受託」の下に「受託/DX含む」「コンサルティング」があり「BtoC, BtoBtoC」の下に「ヘルスケア」「リテール」「SDGs/ESG全般」「シリアスゲーム」「幼児教育」「防災」「学校教育」「生涯学習」があるという様相である。
私なりにビジネス+ITにおける片山さんの記事も見てみた。ぶっちゃけて簡潔に言うが特段専門的な記事ではなさそうだ。「ゲーミフィケーションとは何か?」「その効果とは何か?」「注目される理由とは何か?」「そのロールプレイヤーとは何か?」「教育分野におけるそれとは何か?」「受託開発分野におけるそれとは何か?」「社会問題分野におけるそれとは何か?」「これからのゲーミフィケーションに期待される役割とは何か?」これら8つの小章で解説がされている【ゲーミフィケーションのトリセツ】といっていいだろう。
繰り返しになるが恐らく記事が執筆されたのもそもそものカオスマップが作成されプレスに公開されたのもセガXD社によるマネジメントの一環といっていいのではないだろうか。今後のビジネス領域を明確にしそのマネジメントに徹する姿勢を貫徹するためにー作られたのだとあたしはとらえている。この取り組みや片山さんによる特定の誌上に基づく執筆活動…それ自体地味な点を踏まえているものではあるがそれこそ【ゲーミフィケーションのコンビニ】のような重要なロールプレイが踏襲されているということなのだろう。