これね、「借りパク」とか明確・明白な略語と違って人によって定義は変わるようです。そもそもネットミームなんぞ定義っていうと怪訝な顔される方もいらっしゃるじゃないですか。人によって定義とか変わるし、それ以前に言葉の使い方も変わるからね。勘違いもある。ローグライクとローグライトの違いっていうのはゲヲログでも記事にしたけど、そんなことで争っても、あんまりそもそも、意味ないからねwラノベの定義みたいなものでして…。
んで、アニメにおける「覇権」とは何か?っていうと大概の説明だとこういう定義はある。
各クールの作品群のなかで、映像ソフトの売り上げが多かったり、普段アニメを見ない層にまで届くほど社会現象になったりする作品のことを、一部のアニメファンは「覇権アニメ」と呼び、このネットミームは実写映画化もされた辻村深月氏による小説「ハケンアニメ!」のタイトルの由来でもある。
一方、このアニメハックの説明は大概の説明になってますが、pixiv百科事典ではこうなってます。
売りスレ用語。1クールもしくは1年間の間で、DVD・ブルーレイディスクといった、映像ソフトを最も売り上げたとされる比較的出来の良いアニメ。それぞれ、クール覇権と年間覇権と呼び分けられる。
結論から言うと、売りスレ用語としては売上に基づく定義なのに対して、大概の定義といたしましては有力なアニメのことを指す、という感じでしょうか。その売りスレ用語としての「覇権」の語源ですが…知恵袋に良い質問と回答がありました。売りスレ用語としての定義ですがね。どっからが発祥なのかっていうのはわかりませんでした。
アニメで使われる様になったのは最近の事です。元々「俺妹」の宣伝担当が「覇権」とか言い出したのが売りスレで流行ったからで、2010年の秋から使われる様になりました。
公平に見ると、一番良く出来ている記事がニコニコ大百科の記事でしょう。これが一番バランスが良くて、多くの意見を集約しているように思います。ちなみにそもそもの語源も大百科には載ってますね。恐らく、の域はでませんが、売りスレで「覇権」の定義がなんとなく出てきてて、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の宣伝担当(アニプレックス広報の高橋祐馬氏のこと)がニコ生の紹介番組内で、『覇権とりますよ』といったことが決定打になって売りスレ用語になったようです。
覇権アニメとは、何らかにおいて覇権を勝ち取ったアニメを指す言葉である。主に以下の意味がある。
1. 各クールで、最も映像ディスクの売上が高いアニメのこと。
2ch(5ch)の売りスレ(アニメDVD・BDの売り上げを見守るスレ)内で使われる用語。2. 各クールで、最も話題となった・人気を集めたアニメのこと。ニュースメディア等で使われる。
3. もしかして:ハケンアニメ!(辻村深月の小説及びそれが原作の映画)
この記事では、主に売り上げ枚数における覇権アニメについて述べる。
実用日本語表現辞典においてはこのプロセスを踏まえて「覇権アニメ」の定義がされています。こちらは所謂「神アニメ」とは明確に違う、とかいてありますが、なんだかんだ言ってこの手のネットミームの語源は時代が変わっていけば定義も変わっていくわけでして、そもそも売りスレ用語として登場したのはままその通りなのでしょうが、そこにこだわってもあまり意味はなさそうではあるよねw
覇権アニメとは、同時期(同クール)に放送されたアニメ作品のうち最大の話題作であり人気作となった作品を意味する表現である。基本的に「映像ソフトウェア(いわゆる円盤)の売り上げ」が話題の人気の指標として参照される。
「抜群に内容が素晴らしかった」という評価を込める場合、「神アニメ」のような言い方を用いることは多いが、これを「覇権アニメ」と表現することは普通はしない。
よーするに、一言で言うと、定義にこだわるのはめんどくさい(草)!
好きなキャラが躍動していれば良いんじゃあないですかね…
<私的には今期の覇権キャラはそれこそ馬剃天愛星でいいよ♪ |
<了>