【連載:ローグライト探訪記】StSライクなローグライクデッキビルドゲーム「Inkborn」~2025Q2EAリリースへ | ゲヲログ2.0

【連載:ローグライト探訪記】StSライクなローグライクデッキビルドゲーム「Inkborn」~2025Q2EAリリースへ



邦語のゲームメディアではどこも報じてないタイトルだがStSライクなローグライクゲーム「Inkborn」への注目度があたしの中で高まっている(Steam). この戦術性とリプレイ性の双方を担保したデッキビルド型ゲームは開発・配給ともにAcram Digitalが手掛ける(X). 同スタジオはデジタルプラットフォームにおけるボードゲーム配給の先駆的なゲーム会社らしい.

ボードゲームデザイナーであるJamey Stegmaierとのコラボレーションで制作される「Inkborn」. Jamey Stegmaierはあたしも一時期プレイしていた「Scythe」のボドゲデザインなどで国内外で著名なかただ(Board Game Designer). ゲームそのものは単にStSフォロワーなだけではなく何味も風味違ったものになる見込みだそう.

もちろんそれは本タイトルが紙とインクと血の世界で描かれているデザイン面に象徴される. だがあたしが一番注目するのがこの手のデッキビルド型ゲームにコンボシステムをうまく組み込んでいる点. これによってカードの定型的な効果にこだわることなく幾多もの選択肢を発見することができるようになっているという.

都市建設・リソース管理といった第三の要素が絡まったロールプレイの在り方にも着目すべきゲーム. この特異な様子を開発サイドはSteamページでこう総称して表している. 『予想外の展開がある』と. つまり探なるStSフォロワーなだけではなくボドゲ特有のエレメントを盛り込んだある種の奇作と言ってもいいのではないだろうか.

EAリリースが2025Q2ということで若干遠いのが気になる. 今から期待したい一作だ.