【連載:ローグライト探訪記】特異なノードが繋がった奇抜なRL-ACT「Midautumn」~SteamでEAリリースへ | ゲヲログ2.0

【連載:ローグライト探訪記】特異なノードが繋がった奇抜なRL-ACT「Midautumn」~SteamでEAリリースへ



インディーゲー開発者Sherveen Uduwana(Twitterアカウントのロケーションはカリフォルニア州ロス)が作るローグライトACTゲーム「Midautumn」のEAリリースが、Steam表記の日時で5/10に迫ってきている。構想から構築まで随分と時間がかかったIPなようで、この様子は先んじてAUTOMATONのMaho Ikemiが2021年(二年前!)に記事にして報じている。粗くも特異な世界観を醸し出す魅力的なドット絵と、均整なキャラクターの立ち絵が見事に調和している印象を受ける一作。

ゲームでは、悪霊たちをやっつけ、ジェントリフィケーションから故郷を守るため立ち上がる、主人公のガーディアン…”守護者”が描かれる。戦いの場は”精神世界”(公式が曰くところのスピリット・ワールド)。新人ガーディアンを操作し、敵から”月の能力”を吸収してそれを活用していく…というメインシステムが採用されている。精神世界で出会える、祖先キャラからは”贈物”を受け取ることもできる。それにより自身の能力を増幅していくことができるという。故郷では住民と出会い、数百用意されたストーリーを進めることが可能。住民たちとの関係性を深めることもまた必要になってくることだろう。このように”悪霊”-”精神世界”-”祖先”-”都市化”という、あまり現代のゲームですら見当たらない奇抜なノードが繋がった、若干、毛色異なるRL-ACTに仕上がるようだ。

EA初期版では、長くても7時間程度で攻略可能なファーストチャプターをプレイ可能になる。価格はまだわからんが、EA脱出に向け実装されるコンテンツ量とともにその値は上がっていくとのこと。3月には新キャラの発表やバッカー向けのβ版の配信もSteamニュースで報告されており、此度EAとはいえども一般のSteamerにも広く遊ぶ機会が近日中に整う形になる見込み。ただ、今のところ、Steamプラットフォーム上で確認できる対応言語は英語のみの表記となっていて、残念ながら、少なくともリリース初期は日本語環境の下遊べない可能性が高いとあたしは感じる。