なぜゲーム系ライターにはなるべきではないのか?を元ゲーム系ライターが足りない頭を捻って懸命に解説する | ゲヲログ2.0

なぜゲーム系ライターにはなるべきではないのか?を元ゲーム系ライターが足りない頭を捻って懸命に解説する



某メディアでちょっと書いていたことがありますが、懸命にこのことを解説してみる。
「なぜゲーム系ライターにはなるべきではないのか?」

英語の壁

まず、英語力がないとゲーム系ライターには絶対になれません。最低限、読む力は必要です。なぜかっていうと、読むことで記事のネタを仕入れることができるからです。実際問題書く力もあったほうがいいでしょう。これからはゲーム系各種サイトも多言語化を進めていくでしょうし、英語で説得力のある論理的な文章を書く力も求められていくことでしょう。さらに、今後プロになりたいのであれば、聞き話す力も必要です。編集長とかになるにはそういう英語でインタビューする力が求められてきます。なぜかというと、インディー系含めていまやゲームの新規性は国内メジャーではなく、海外メジャーです。海外のほうがヒットタイトルが多い時代になりましたから、海外のデヴェロッパやパブリッシャに英語でインタビューする機会が今後間違いなく増えるからです。それはコンペでも同じ。このように、今や、オウンド系の独立メディアと言えども語学力は必須です。勘違いしない方が良いのは、ゲーム系ライターになるにあたってTOEICの勉強しよう!とか思わんことです。TOEFLは書いたり聞いて話す力が求められますが、TOEICの点数はあんまり関係ないです。ましてや、口語表現やスラングや速聴などのスキルのほうがずっと重要です。実際、英語は勉強しただけで身につくものではなく、使ってこそ身につくものだからです。

時間の壁

けっこう時間を割くことが求められます。記事を一篇書くにも相当の推敲が求められ、結局出来高制の報酬は時給ベースで言ってもそれほど変わらないでしょう。その辺でアルバイトしてたほうがずっと安定性はあります。プロを目指すのであれば、かなり力入れられますが、副業としてやるには相当時間の融通が効いたり、時間のマネジメントができたりする有能なかたじゃないとオヌヌメできませぬ。なんだかんだ言って時間が必要で、誤植などの訂正・あるいは微訂正を編集部から求められることも多いです。ゲームが好きだからという理由を否定するつもりはないのですが、けっこう最初は特にですが…書くのは難しいものです。論文でもそうですが、他人から見てきちんとした文章にならないと意味がないので、仕上げるのもそれなりの時間がかかります。またメディアによっては、統一性を担保するため各種文体のルールや各種記載のルールが当然あるので、それに沿ってフォーマットに仕上げていかないと無駄に時間ばかり食って報酬が稼げない、ということになりかねません。費用対効果を鑑みると時間の問題も壁になってくるでしょう。