学校の授業でコカの葉を教材として子供に見せた学校教師は単純に馬鹿とは言えない | ゲヲログ2.0

学校の授業でコカの葉を教材として子供に見せた学校教師は単純に馬鹿とは言えない



いや、これ単に馬鹿だとは言えないと思うんだけど…

教員に教育的熱意があったのは事実

まず、この教員は熱意があったのだろうと推測できるから。麻薬だって大麻だってなんだって違法薬物やその原材料を持つ・使うのがダメなのはあたりめーだ(無論、今回のように持ち込むのもダメ)。だけど、この教員は『世界に対する理解を深めたいと思って見せた』と言っている。たしかに明後日の方向に教員の熱意が行ったのは事実だと思うんですよ。でも、世界の事実を見せたいと思って、実物を見て考えてもらいたいという気持ちでやってしまったのは、明確な事実なんだと思うんですよ(だからこそ書類送検・不起訴処分になってる)。この熱意の向け方は確かに馬鹿といえないこともないが、100%馬鹿だからこういうことをやったのかと断定的に言えるのだろうか?って思うきん。人間だから、教育的な熱意が明後日の方向へ行く可能性だってあるでしょう。

この教員だけが問題なのか?

あと、注意不足なのは、この懲戒を受けた教員だけではなく、どの小中高の教員も同じですよ。例えば、あたしが高校生だったころ、チェ・ゲバラのことを引じて麻薬や大麻のことを推奨するような言説を取っていた教員は実際明らかにいましたよ。公平に見て、教育的な熱意すらなく、明らかな誤解を生む言説をとったのは今回処罰された教員ではなく、あたしが高校生だったころのその教員ですよ。しかも教育実習の際に彼はそういうことを言ってたわけで、本来ならば、解雇された今回のこの件の教員よりも、より強い制裁を受けるべきなのは彼だという論理はあっていい(ついでに言っておくと、教育実習に来ていた彼は、授業後にクラスの女学生とメアド交換してました)。高校生ながら、『この教員アホか』と思いましたが。フツーに考えて、学校の教員が女子生徒とメアド交換していいわけないじゃんw風紀以前の問題でしょう、これは。

教育の問題は論的バランスの問題でもある

論点がずれてるっていう人いるかもしれんけど、これって総合的な教育的姿勢の問題だから、あたしは総合的に教育の現場を俯瞰して見なければ、問題の本質は見えてこないと思うんですよ。事実、このコカの葉教員以下のモラルのない学校の先生もいっぱいいるんですよ。高校時代、他人の自転車パクって乗ってた学生見逃してたりする教員って一定数いたでしょ?だってコレ地方の超進学校のことですよ?あたしがそのことを指摘して『本来だったら退学ですよ』って言ったら、自転車パクッてた学生のことを擁護してるのが当の学年主任でした。ちなみにその教員は日本の国公立大学で一番教員を輩出してる大学のOBでした(この時点でどの県の大学について言っているのかは察しのいい人ならば一発でわかるはずです)。こんな教員たちがまざまざと見逃されて、今回コカの葉を生徒に見せただけの教員が懲戒免職ってのは、ちょっと全体的に教育上のバランスが取れてないなぁと思うんですよ。例えば、日教組系の教員だっているじゃないか。そいつらは、その良し悪しとは関係なく、ある程度左寄りなんですよ。教育に携わる以上、様々な観点から中立的に話を進めなけりゃならない。そこには中立とは何か?というバランスの問題・哲学的問題も当然のように含まれる。このように、この問題はそうっとう包括的な難解な問題なんですよ。


最後にもう一回言っておくけど、もちろん不法薬物及びその原材料を持ったり・使ったり・国内に持ち込むのがダメなのは当たり前。でもこの教員だけの問題じゃない。もっともっと問題ある行動をとっていた、あるいは、問題ある言動をとっていた教員はいっぱいいたよ。それは間違いなく事実だよ。誰しもが教員とは言えども人間だ。これぐらいの間違いは、若者に理想的・指導的な導きを示すべくして難解な問題に取り組む使命がある職業に就いている以上、十分にありえる間違いだと思うよ。

( ゚Д゚)<全国レベルで見たらもっとやばいことやってて見逃されてる教員はいっぱいいるよ。