モリカトロン「Red Ram」を発表予定~生成系AIのジェネレーションシステムを大幅に組み込んだ、既存のゲームとは設計思想が根幹から異なるミステリーゲーム | ゲヲログ2.0

モリカトロン「Red Ram」を発表予定~生成系AIのジェネレーションシステムを大幅に組み込んだ、既存のゲームとは設計思想が根幹から異なるミステリーゲーム



これほど話題性に富んだゲームは、今他に存在しないだろう。ゲームを作るAIの下でゲームをプレイする…そういうコンセプトのゲームだ。モリカトロンmonoAI technologyの子会社)が発表した「Red Ram」のことである(タイトル名は仮称とのこと)。7/14~7/16の期間中、京都市勧業館みやこめっせで開催されるインディータイトルイベント「BitSummit Let’s Go!!」にて展示されるタイトルだという。7/12付でモリカトロン公式筋が伝えている

ゲーム「Red Ram」では、生成AIの作るコンテンツが内含されているミステリーゲーム。AIがゲームの内容を、Pがプレイする度、それに沿って作り続けるため、基本的に同じゲームプレイは存在しない、という。AIの作るゲームコンテンツが主題になっているタイトル。具体的に言うと、Pの設定に基づき、ストーリー・キャラクター・バックグラウンドイメージ・ミステリーエヴィデンスが毎回変わるという、斬新なゲーム設計が特徴だという。公開されている説明イメージにおいては【AIが無限の事件を生む永久に遊べるゲーム】と説明書きがある。また同じ説明書きには、クレジットにChatGPTStable Diffusionと記載があり、既存の生成系AIがゲームの根幹を担っているロールモデルゲームともいえそうだ。

もとよりこのアイデア(AIがゲームを作ってしまう時代のコトね☆)だけは、ネット掲示版などでそのコンセプトだけは随分と議論されてきたように思う。かってより随分あったコンセプトだが、開発モデルの発表にまで至ったのは、おそらくば、マジで世界初だろう。AIがゲーム内のメインコンテンツも生成する時代に入り、ゲームの設計者はその立場を脅かされる時代に入ったのかもしれないことを示唆するタイトルである。