【Steamゲームレビュー】「Bat Boy」~少年よ、バットを抱け | ゲヲログ2.0

【Steamゲームレビュー】「Bat Boy」~少年よ、バットを抱け



ちょいとデモ版をさわっただけだが、神ゲーの雰囲気がある。ポイントを追っていこう。


優れたゲームメカニズム

バットを使う野球少年が主人公。そのリーチを活かした多彩な攻撃に特徴がある。ショベルナイトのある種、拡張版みたいな感じ。ショベルナイトは近接攻撃一辺倒でヴァニアの新時代を築いたけど、こちらは若干リーチが長めで、しかも活用方法がより多彩になってる。例えば、バットで敵の攻撃を跳ね返したり、回転手裏剣のように使ったりもできる。ステージのオブジェを稼働させることで、特定のエリアを解放したり、ジャンプ台を叩くことでハイジャンプが可能になったりと、この手のヴァニアの表現性の面で豊かである。

マリオブラザーズのようなマップ踏破性

マップがマリオブラザーズIPみたいに構成されている。マリオライクに、いくつもに分岐し構成されるステージで全体の巨視的なマップが出来ていて、それをひとつひとつ踏破していくシステムを採用している。従来から続くマリオ・ロックマソ・メトロイドヴァニア系の良い部分を上手く取り入れることで、大局的な踏破性を担保している。

ビジュアル表現やBGMの秀逸さ

ビジュアル面ではSNESみたいな感じのドットが基調、シンプルだが丁寧に描かれている。BGMもシンプルなSNES風のチップチューン。音楽面も魅力的で今後どんな音楽と出会えるのかが楽しみになってワクテカできる。ただ、fameと違って、あたしは音楽にはあまり詳しくはないので解説は彼に譲る(その機会があったらば)。とにかく、ビジュアルシーンは良く出来ている。美麗なドット絵ではないが、基本に忠実で表現が正直であることには間違いない。

ローカライズが完璧!

この手の2DACTゲーよろしくの対話篇だとローカライズおざなりになりがちだが(日本語口語表現が難しいためだと思われる)、邦語化の品質が非常に高い。各国語対応ということで、国境をまたいだヒットIPになることが期待ができる。てか、これぐらいのローカライズ品質だったらば、もうSwitch配信決まったようなもんじゃね?って感じれすれ。


ということで、本作についてfameは『ショベルナイト以来の神ゲーになるポテンシャルがある』と言っていたが、あたしも同じ気分です。デモ版でこの完成度は凄い…マジで気になるタイトルになった。あと野球少年が主人公なので、今後IPをうまく活用する点でも良い着眼が据わっていると思う。例えば、このタイトルから始まり、別ジャンルゲーにスターシステムで活用するってことも十分考えられる。また、ゲーム中に登場するキャラクター、活気があってみんな”立ってる”。デモ版限りで見ても十分凄いゲームだと思ったわしッ!!!