人気漫画「邪神ちゃんドロップキック」~ついにクレジットカードに… | ゲヲログ2.0

人気漫画「邪神ちゃんドロップキック」~ついにクレジットカードに…



人気漫画「邪神ちゃんドロップキック」のデザインクレジットカードが発行されることが決定した報が入ったのが先月のこと…丸井グループ傘下のエポスカード(クレジットカード会社)と公式アニメIPとのコラボレーションカードの企画の一環らしい。これまでにもエポスカードはコラボレーションカードとして、様々なIPと連携してデザインクレジットカード企画を立案・実現してきた。連携先のIPはアニメ・ゲーム・エンターテイメントと幅良く広がっている。例えば、「ワンピース」「エヴァンゲリヲン」「ゆるキャン△」「NieR:Automata」などのIPである。

その中でも”邪神ちゃん”のデザインクレカは2023年3月24日発行が開始される…とのことでエポスカードのコラボ企画の中でも比較的直近の情報となっている。これを記念して、錦糸町マルイ(墨田区のショッピングモール)で記念展「大邪神ちゃん展」も現在開催中だ(開催期間:2023年3月24日~5月14日)。展覧会では、イラスト・パネル展示がされるほか、グッズの物販展も同時に開かれるという。保冷バッグにカレーパン・ラーメンセットとな。果ては専用こけしグッズまで…一体どこまで広がるんじゃこのIPは。また、アニメ版の担当声優によるオープニングイベントも開催されたらしい。

元々、この邪神ちゃんIPの広がり具合は、ユーザの二次創作活動あるいは公式の二次創作許容態度にも原因が見受けられるし、公式筋が堂々とIPのネットミーム化現象を歓迎していることとも切っても切り離せない関係にあるのは間違いないだろう(この様子をファミ通.comも記事にして伝えている)。そもそも公式YouTubeチャンネルもそういう風土…つまり、二次創作OK・切り抜きOKの方針でチャンネル運営している事実もあり、昨今あらゆるユーザのニーズが”モノ”ではなく”コト”に置き代わってきたのにいち早く気付いている節がある。

なお、今回発行されるのはVISAカードになる。聞けば、アメリカでは消費者決済の方法はVISAなどのカード決済が一般的だが、日本では現金決済のほうが多いとのことである。また、逆に回数当たりの使用額においてはそれが実は逆転しているという。日本では頻度の少なさに対比して使用額が異様に高く、そもそものアメリカでは少額の決済が多いらしい。つまり、日本ではカード決済は使用頻度こそ現金に対して割合少ないものの、単位あたりの使用額はアメリカのそれとは比べ物にならないほど高い…というのだ(気になる方はコロンビア大学ロースクールの記事を参考のこと)。

ひょっとしてファンによるミーム化現象をはじめとする邪神ちゃんIPに対する好評の裏には、丸井グループ・エポスカード・それにVISAらしい、企業方針の狡猾さがあったりするのかもしれない(もちろん、資本主義とはそもそもそういうものだし、これは勝手なあたしの憶測にすぎないけどね☆)。