ネタ切れをどう回避するか?という問題の解決策を、ひねくれものがひねくれた頭脳で頑張って列挙する | ゲヲログ2.0

ネタ切れをどう回避するか?という問題の解決策を、ひねくれものがひねくれた頭脳で頑張って列挙する



メディアが成熟していく中、ネタ切れをどう回避するか、ということは極めて難しい課題です。ここまで汎用化し多々あるメディア媒体の中、独自に輝く情報掲載を目指そう!という目標を立て実践するのはJKすごくムズいことですよね。参入のための技術が低廉化し、その結果、個人メディアは数多く存在し、そのうちの多くが広告によるより高い収入を目指している。そのため、PVやUUをより多く稼ぎ出す、ということが最終目標化しているという現状があるわけです。かのオカルト雑誌ムーでさえこういうスタンスです。てか以下に示すように、グリー田中社長でも同じこと言ってます。

苦労するのはネタ集めで、「創刊当時から尽きていて、もうない」が、超古代文明や超能力といった「同じ食材を使っていかに違う料理を作るか」が『ムー』の編集であると語っている。[赤太字は筆者(純)による]

三上丈晴 – Wikipediaより引用.

国内最大級のゲームイベント「TOKYO GAME SHOW 2011」に、SNSサイト「GREE」を運営するグリー株式会社が初めて出展し、ゲームメーカー各社のなかで最大級のブースを構えた。同社の代表取締役社長・田中良和氏は初日となる2011年15日に講演を行い、あるデザインのゲームが流行ったときには「それと同じようなものを作りまくるべき」という、自身のゲームデザイン観を語った。[赤太字は筆者(純)による]

グリー田中社長「あるゲームが流行ったら、同じようなものを作りまくるべき」 | ニコニコニュースより引用.

そこでネタ切れにあったとき、どういう方法でネタ切れそのものの問題に対抗すべきか、ということを今回はちょっと考えてみたいと思います。しょっぱなから「何言ってんだコイツ」って思うだろうけど、ぶっちゃけ言っちゃいます。『ムー編集長三上氏の(グリー田中社長の)スタンスが正しい』と。「同じ食材を使っていかに違う料理を作るか」…これに尽きます。


【話の筋(メインストーリ)を追う】

これは常套手段です。話の筋・メインストーリだけを追うということは十分ネタ切れに関する対抗になりえます。ぶっちゃけ大手のメディアもこうしてます。例えば、アニメージュやファミ通といった大手メディアをはじめ、準大手の4Gamer.netやゲムスパ、AUTOMATONなども同じことやってます。いわゆるプレスリリース形式のニュース速報的な話題はこればっかです。速報性を優先するあまりフェイクニュースに騙されることもあります。メタスラの件とかねw。ファクトチェックなんてしてられるか!という面がまったくないか?というと私はあると思います。正直あると思います。

【ニッチな話題に振る】

誰も扱っていないようなネタに振る。これも常套手段です。あえてテーマに奇抜なものを持ってくるとかね。例えば、ゲヲログ2.0でもローグライトネタとかw、STGネタとかwそういうものを扱っている。あと日本語化ネタとかねw。あるいは、こまごまとした疑問ネタとかw。大手のメディアが追随できない機動力でもってしてネタ切れの問題に対応するということは可能なわけですね。特に大手のメディアはごくごく当たり前に、くそゲーネタとかは忌避しますから、そこをすかさず突く、ニッチなブルーオーシャンで戦うということです。

【多少個人的な感想を追記する】

これは上述のふたつの亜種バージョンです。「これこれこういうオハナシがあるんです!」☞「このネタについては私なりに考えた結果こういう風に思います」とすかさず個人で感じたものを述べることで、論点をすり替え、単なるプレスリリースで済む問題なのに、独自のアイデアがあたかもあるかのように振舞う、という手段ですね。よくオウンドメディアのプロのコンサルのかたが独自の視点で..とか独自の体験で…とかそういうこと言うっしょ!まさにアレですよアレ!

読者参加型企画を募る】

これも常套手段だと思います。読者参加型企画を募って、「より多様な意見を尊重してるんです」的な偽善なスタンスを見繕う。今日あたしの手元にあるアニメージュやファミ通の書籍版もおんなじようなことやってます。てかぶっちゃけどのメディア媒体もこういうことやりまくってるでしょw。例えば、人気キャラランキングとか、良かったクールと話数とか。「みんなはどう思ってるのかな?」っていう低俗な好奇心を煽り立てる記事あるじゃん。ネタ切れに見舞ったら、多様な意見を尊重するかのうようなスタンスを煽り立てる。これもまたネタ切れに対する対抗ではある。


正当派なのはホンマにオリジナルな記事を作ることでしょうね。例えば、ファミ通なら最近、Apexの開発スタジオに潜入した!とかいう企画があったけど、これは本当にネタ切れをネタの発掘で開拓・解決している事例だと思うんですよ。だって、行ってみなけりゃわからんっていうモンじゃん。インタビュー企画とか純取材に近い企画は本当に正当な企画だよね。本来すべての記事がこうあるべき、という到着点ではある。ゲームクリエイターのききやまとToby Foxの対談なんかは、ファミ通じゃないとできないよね!素晴らしい企画です。でもまぁ、それだけじゃあ、到底喰ってはいけませんからwだからこそあえて言っておく。

【ネタはあたかもあるかのように振舞え、それが客の求めるメインディッシュだ】 と。

Roderick Eime, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons