【連載:シューティング探訪記】「奇々怪界 黒マントの謎」~SFCからSteamへ進化伝播 | ゲヲログ2.0

【連載:シューティング探訪記】「奇々怪界 黒マントの謎」~SFCからSteamへ進化伝播



SFC史上、最も隠れた・かつ・最も優れたSTGタイトルのうちのひとつ「奇々怪界 謎の黒マント」の正統続篇である「奇々怪界 黒マントの謎」のSteam版の発売が2/24に迫ってきている。本作は、元祖巫女巫女STGを名乗るIPで、元をたどれば、無印版「奇々怪界」(1986)まで遡れるゲーム。色々あって、ここまで来ました^∀^って感じだね。ちょっと混乱するからまとめてみよっか。

1986「奇々怪界」(アーケード系)☞1992「奇々怪界 謎の黒マント」(SFC)☞2021「奇々怪界 黒マントの謎」(PS4/Switch/Steam)という一連の発売の流れがある…[公式WEBページ]

本IPはもともとTAITO/ナツメがらみのSTGであり、どっちかっつと当たり判定のでかめのツインスティックに近いACTSTGの側面が強いブツでありゅ。巫女少女・小夜ちゃん(あさりよしとお画)が、かつて退治したはずの悪の”黒マント”を巡る戦いに再び身を投じる…というストーリのタイトルでふ。16ビットの良い部分はブラッシュアップし残しながらも、新作としてリリースされるのが今回の「奇々怪界 黒マントの謎」…というわけ(実はPS4/SwitchではSteam版に先駆け発売されてる)。

純粋なスクロール型STGというよりかはACTSTGの側面の強い本タイトルだが、その他の特徴としては初心者向けのエクストライージーモードを搭載しているほか、プレイアブルキャラクターの増えるフリーモードを搭載している・二人マルチプレイが可能になっている、などという点が挙げられる。Steam版はRemote Play Togetherに対応しており、ローカル環境でのマルチプレイが可能になっているラシイ。

けっこうお値段が張るのはネックではある(PS4/Switch版ともに4180イェンなのでSteam版がそれ以下ということはなかなか考えられんだろナ)。んだけど、元居たスタッフが再び集結し、SFC版の正統進化作としてリリースされるのだから、十分期待できるタイトルじゃないかな。ナツメとの関わり合いが深いサウンドクリエイター岩月博之氏が手掛ける楽曲も含め、既発のCS機版は十分良い評価を得ているようだよ!