PS5は買うべきではない。PC環境を買え。【ひろゆき、Xboxの日本市場戦略について語る】 | ページ 2 | ゲヲログ2.0

PS5は買うべきではない。PC環境を買え。【ひろゆき、Xboxの日本市場戦略について語る】



まず、結論から言ってしまうと、PS5はおそらくコアゲーマにとって買いでは”ない”。フィラクシスなどの海外devも柔和になってきて、クロスプレイがかなりうまくいくようになってはいるものの、PCベースのゲームには柔軟性の面でも規模の面でも勝てていない。これには様々な要因があるが、CSゲーム機は以前と比べればだいぶ機能拡充されましにはなったものの、いまだ『ゲーム専用機』であることが一番大きい要因であるという切り口はあっていいはずだ。例えば、ゲームを作るためのAdobeのソフトウェアを駆使するにはPCベース、WindowsかMacの環境が必要であり、その機能にダイレクトにつながるPCのほうが適している。だからPS5を買って、この5年間凌ぐのであれば、インテルやサイコムやPC-takeでBTOの10万~15万円程度のグラフィックスに強みあるスペックのPCを買ったほうがいいと俺は思う。

Sonyもこの辺りがわかってきていて、だからこそDiscordを陣営に引き入れたり、「PlayStation Now for PC」なんていうサービスも出してた。これからはCS機は廃れる一方だろう。PG経験も積めてITツールも自由自在に無料で使える環境が整いつつあるPC環境と比べれば、あまりに自由度がなさすぎる。PC環境を買えば、ソフトウェアの勉強にはならなくても、少なくとも、ハードウェアの勉強にはなる。さらに、Sonyに追い打ちをかけているのが独自のスタイルを保つ任天堂の存在だ。IPに強みを持ち、独特な感性を持つ世界で唯一のゲーム会社、任天堂。任天堂は今後もグローバルに通用する特別な”例外枠”といえるスタンスを保つはずだ。Sonyは、ライバル(任天堂)にイデアルな面で負け、最大手(MS)には常識的な体力負けを喫するだろう。幾ばくかのIPを囲い込みしたぐらいで、コンテンツの魅力では任天堂に適わないし、資金力でMSには敵うはずがない。

既にひろゆきが言っているとおり、MSはCS機の日本市場を見放し、Steamと連携したWinストアにプラットフォームを越えて統合する方針である。日本市場はある程度配慮し抑えておく程度で、利ザヤは日本以外の市場に移るだろう。たしかにPSシリーズは4に至るまでグローバルに売れ成功してはいるが、その牙城が崩れない保証は今後ない。WinPCだけではなくMac/Linuxのノウハウを持つ、あらゆる企業の中で”偉大なIT知性体”であるMSは依然として、コンピュータの存在するあらゆる場所で普遍的な強い力を保っている。日本市場にナディラがどこまで本気かはわからないが、おそらくその気ではない。学識者の間で取引されるKinectは確かに革命的なツールだったが、日本ではそれに気づかなかった一般ユーザがあまりに多すぎた(この点を強く悔やむ工学者は多い)。ここまでがミクロ的な理由である。