時価総額の計算は簡単で、掛け算ができれば誰でも計算できる。今、
時価総額 = 株式単価 × 発行済株式数
という方程式が成立する。MSがXbox20周年記念ということで注目を浴びているので、これを例にとってみよう。
ここでは、年単位で発行済株式数が出算されていたので(YCHARTS)、通常、市場終株単価を利用するところを、大まかに幅をとって年単位での株単価をとり(MacroTrends)、計算機に入れた。だから、大まかな時価総額を求めたといえる。
計算の結果示されるチャートがどれだけ妥当か比較しながら見てみよう。
西暦 | MS 発行済株式数 (十億株) | MS 年平均株単価 ($) | 発行済株式数 * 年平均株単価 (十億$) |
2005 | 10.906 | 25.871 | 282.1491 |
2006 | 10.531 | 26.2908 | 276.8684 |
2007 | 9.886 | 30.4459 | 300.9882 |
2008 | 9.47 | 26.6475 | 252.3518 |
2009 | 8.996 | 22.9766 | 206.6975 |
2010 | 8.927 | 27.0584 | 241.5503 |
2011 | 8.593 | 26.0522 | 223.8666 |
2012 | 8.506 | 29.8203 | 253.6515 |
2013 | 8.47 | 32.4915 | 275.203 |
2014 | 8.399 | 42.4533 | 356.5653 |
2015 | 8.254 | 46.7136 | 385.5741 |
2016 | 8.013 | 55.2593 | 442.7928 |
2017 | 7.832 | 71.984 | 563.7787 |
2018 | 7.794 | 101.034 | 787.459 |
2019 | 7.753 | 130.382 | 1010.852 |
2020 | 7.683 | 193.0261 | 1483.02 |
2021 | 7.608 | 267.1411 | 2032.409 |
まぁこんな感じだろうか…(随分と単位系に疎い、素人じみたグラフだなw)
わかったことをまとめてみます。
・グラフでは縦軸を統一してるのでわかりにくいが、株単価も数倍と相当上がっている。
・記録的な時価総額1兆$の大台を超したのが、2019年のこと。
・そして現在、2021年以降は2兆$を超して続伸している。
・株単価、時価総額ともにここ5~8年間程度の伸びが大きいゲインを取っている。
これらはCNNのソース [1] および Bloomberg [2] のソースに照らし合わせてみても、妥当な値を取っている。また、グラフ全体を見てみてもMacroTrends [3] のものとかなり類似している。
計算は大まかにだが…妥当な値を取れた、といえるんではないか。わかったこと・結論は、
・ここ15年で年平均株単価は10倍以上に、時価総額は約7倍以上になっている。
ということだろう(ヒストリカルデータが15年分しかとれんかったので残念だが20年分の解析にはならなかった)。