Steamで『圧倒的に好評』タイトルの傾向を”主観的に”読み解く | ゲヲログ2.0

Steamで『圧倒的に好評』タイトルの傾向を”主観的に”読み解く



「戦争で爆弾の代わりにネギ落としたら良い」だと!?あたしもそう思う…

※今回はソースとして【2020年】Steamで「圧倒的に好評」の名作ゲーム84作品を紹介! | Steamあしあとさんのページを参考にさせていただきます。

意外と『圧倒的に好評』を得ているタイトルが多いんだけども、ビジュアルノベルが明らかに多いね。「マルコと銀河竜」をはじめとして百合モノからなにからなにまでおそらくSteamで”一番強い”ユーザ評価を得やすいのはビジュアルノベルであることがわかる。

時系列評価だから、時間の進行とともに評価も変わっちゃうんだろうけど、とりま上述のページで列挙されている84件中の15件前後『圧倒的に好評』を獲得しているのがビジュアルノベル(ACTアドベンチャーを除く純粋なアクションゲームはかなりマイナーなモノが散点されているか、それらメジャーどころでも「Hades」「Gunfire Reborn」ぐらい)。

これら(ビジュアルノベル)とホラー・アドベンチャー、いわゆるシチュエーションゲームみたいな”雰囲気モノ”を足しちゃうと、おそらく『圧倒的に好評』を得ているゲームのうち、半数程度は広義のシミュレーションゲームに配属されるものと思われる。これにはいくつか理由が考えられる…

・ビジュアルノベル(やホラー系・雰囲気系ゲーム)は作りこみやすい性質にある(いわば小説のベストセラーと同じ論理)。

・難しいアクション性やギミックの工夫が不要なジャンルであり、ゲームバランスを統括して考えるよりもビジュアルに訴えかける方法が主流なジャンルであるので…

・ゆえにユーザの心をとらえるストーリー=オリジナリティのある世界観があれば、それだけでガッチリ評価につながる。

日本はビジュアルノベルの先進国であることは周知のとおり。ひとつネガティブな点を挙げるとすれば、ノベル形式のゲームはいかんせんマイナーであることがあまりにもでかい…ノベルゲームでトップをとるのはかなり難しいだろう。

今、メイン街道を行くFPSや、傑作インディーACTなどのメガヒットタイトルに、ビジュアルノベルで対抗しろといわれても、”それは無理がある”ってものだ。裾野が狭いが、そうでなければビジュアルノベルではないという二者択一の関係性にあるゲームジャンルなんだろうな。