タイトルの通り「Steamで日本語対応タイトルはすべてのゲームタイトルのうち何パーセント程度存在するのか?」を検証する。いかんせん、Steamはユーザベースの言語使用状況などはうまく発表されているものの、タイトルごとにいくつの言語に対応しているかの比率(ratio)を公開したものはあまり見て取れない。だが、簡単にこの検証は可能である。そう、検索機能を用いればよいのだ!
これは、電ファミニコゲーマの記事から類することができる問題である(電ファミニコゲーマ)。まず、すべてのゲームのタイトル数を調べる(これは、ゲームにチェックを入れてすべての製品を該当事項にして検索すればいいだけ)。すると、このページでも明らかのように、2022/4/13現時点で、63621件該当した(Steam)。こいつが配信されている総ゲームタイトル数だ。これに日本語チェックを入れて言語で絞ったうえ、割り算をすればよいだけだ。そこで日本語にチェックを入れた結果、15090件該当した(Steam)。算数式(笑)に割り算(と百分率の調整)をすると…以下の方程式が導出される。
数式画像作成ツール – 物理のかぎしっぽを使用させていただきました.
というわけで、日本語対応タイトル数/全体タイトル数*100によって求められた通り、Steam配信ゲームのうち、日本語対応タイトルが占める割合は、約23.7パーセントということになる。つまり、我々大和民族(笑)が言語ユーザとして、Steam全体のうち2パーセントぐらい程度にとどまるのに、対応タイトルはその十倍程度の比率で邦語化されている、というかなり以外な結果になっているといえる。
結論:日本語市場は人口減少社会のなか、そのプレゼンスが伸び悩んでいるといわれ久しい.
だが、グローバルゲーム市場では案外流通面で融通が効いている言語だといえる…(かもw)