Steamで『好評』や『不評』など特定の評価を得るゲームの全体的分布を解析する | ゲヲログ2.0

Steamで『好評』や『不評』など特定の評価を得るゲームの全体的分布を解析する



大体1.3万程度のタイトルを解析してみた結果。パブリックドメインのデータセット参考のこと(Kaggle)。その前にどういうレビューがどの評価段階に含まれるかを復習しておこう。

95% – 100%のGood | 500件超のレビュー数 | 好評 | 圧倒的に好評

85% – 100%のGood | 50件超のレビュー | 好評 | 非常に好評

70% – 79%のGood | 1件超のレビュー | 好評 | ほぼ好評

40% – 69% | 1件超のレビュー | 賛否両論

20% – 39% | 1件超のレビュー | 不評 | ほぼ不評

0% – 19% | 1件超のレビュー | 不評

0 – 19 | 50件超のレビュー | 不評 | 非常に不評

0% – 19% | 500件超のレビュー | 不評 | 圧倒的に不評

Steam Review System :: Steam Discussionsより

全体のタイトル数が2019~2020年時点で3万本(4gamer.net)だから、その母数集団のうち三分の一以上を取った統計でこういった値が出た。おそらく観測上もそれなり参考になる値だと思う(もちろん、四捨五入などをテキトーにしてるため、全体の割合が100%未満になるなど、アバウトで表記しているものだが…)。体感的にも多くのSteamerが感じる感覚にあっているはずだ。

圧倒的に好評…全体のタイトル数の約2%

非常に好評…全体のタイトル数の約33%

ほぼ好評…全体のタイトル数の約24%

賛否両論…全体のタイトル数の約34%

ほぼ不評…全体のタイトル数の約6%

不評…全体のタイトル数の約0.2%

非常に不評…全体のタイトル数の約0.1%

圧倒的に不評…全体のタイトル数の約0.02%

Valveとして取り扱うゲームタイトルの評価、それは全体から見れば良好なレビューを確保するタイトルが50%以上を占めていて多いといえる。しかしながら、『圧倒的に好評』を得るのは難しいが、それ以上に『圧倒的に不評』を得ることのほうがずっと難しい(統計上は)。ただし、『賛否両論』となるゲームタイトルも全体の30%はあり、比較的ゲームsalerとしては、中立の立場をもってユーザに接しているといえそう。

おそらく母集団を変えてもこのあたりの統計はブレないと私見では思う。付記しておきたいのは、ゲームジャンルごとの分類はなかなか難しいという事。例えば、ゲームジャンル分類においては圧倒的にActionも多いが、過少なはずのAdventureもActionと同じタグ分類になっているときが多い。だから純粋なADVを統計に盛り込むのは難しかった…といったところか。これらの経験から類推するに、アクションゲームは好評も不評も双方まぁまぁに得ているということぐらいかな…