2025年4月株式会社Meta Heroesがメタバース+英語学習サービス「メタ英会話」を正式ローンチ | ゲヲログ2.0

2025年4月株式会社Meta Heroesがメタバース+英語学習サービス「メタ英会話」を正式ローンチ



2025年4月15日、株式会社Meta Heroes(大阪市)が「メタ英会話」の正式ローンチを自社HPにて発表した(PR TIMESも伝えている)。「遊ぶほど、話せる時代へ—メタバースで英語を学ぶ「メタ英会話」始動!」と銘打たれている。この自社HPでの発表とサービスローンチ日は同じ4月15日になっている。「メタ英会話」は、メタバースで最大四人までの英語学習フィールドを設けるというもの。チョー簡単なフローで言えば、英語学習の仮想空間を作ってそこで参加者を募る⇒様々なイベントを開く⇒英語学習の成果が出る⇒メシウマ!ということらしい。

「メタ英会話」の特徴は、二つの点でアピールされている。まず、仮想空間上で学習するがため”顔出しが不要でゲーム自体が苦手でも直感的に遊べる”(e-Sportsタイトルのプログラムを用意している上プレイの敷居をそれほど上げない配慮があるという)ことがアピールされている。メタバース上での活動であるがゆえ、恥ずかしがらずに英語を話せるというフレコミなようだ。次に、”単なる英会話学習に留まらず国際交流にまでその学習要素が広がっていく”ということがアピールされている。メタバース上のみならず、複合教育施設である「Hero Egg」と呼ばれる舞台がグローバルな交流に使われるからだという。

このサービスはまず大学生と社会人向けにローンチされ、その後2025年6月以降に小学生や中学生向けにも拡充される予定。今開催中の万博でも、EXPOホール「シャインハット」にてアピールされている。同社は元々「Fortnite」向けの事業開発に強みを持っているらしく、パーソナライズされたメタバース空間の生成技術を保持しているという。そのため、独自の学習コンテンツを本サービスにて結実させ、英語学習の新たなるスタンダードをうちたてる意欲があるようだ。サービスコンテンツとして「Fortnite」のほかにも任天堂のSwitchで発表されるIPに関わりを持つ予定。

価格はサブスクリプションの形態をとっており、一か月13,000円かかる。安くはないうえ、効用が「Duolingo」のように教育学者によって保障されているとはいいがたい気がする。他方、語学学習+ゲーミフィケーションという方向性はあっているはず。あたしの知っている日本語ペラペラな外人はほぼ全員が「日本の”MAG”(漫画・アニメ・ゲーム)で日本語を学んだぜ!」って言ってたし。日本人はそうした自発力のある外人と比べても圧倒的に英語が上手くないだろうから、サービスインしている「メタ英会話」が今後うまく行くかどうかはユーザの活用の仕方次第だろうなとも思う。